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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

岡山県瀬戸内市

報告書

岡山県瀬戸内市・2011年意見交換会の様子1 岡山県瀬戸内市・2011年意見交換会の様子2 岡山県瀬戸内市・2011年意見交換会の様子3 岡山県瀬戸内市・2011年意見交換会の様子4

1.自治体名

岡山県瀬戸内市

2.意見交換会概要

日時
2012年2月2日(木)19時~20時半
場所
邑久B&G海洋センター会議室(瀬戸内市邑久町下山田1711-3)
出席者
瀬戸内市教育委員会、総合型地域スポーツクラブ「ゆめりくクラブ」、瀬戸内市体育協会の関係者13名

3.会議主題

瀬戸内市における学校体育と社会体育の連携について

4.会議主題と関連するSSFの提言

5.議事要旨

SSFによる政策提言の内容を踏まえ、会議主題を「瀬戸内市における学校体育と社会体育の連携について」とし、学校と地域(地域のスポーツ団体・クラブなど)がいかにすれば連携の度合いを深め、児童・生徒のより豊かなスポーツライフの形成に向けて協力できるのかについて協議した。
出席者からの主な意見は以下のとおり。

  • 学校と地域の連携に理解のあるキーパーソンの存在が重要
  • 学校側のニーズと地域側のニーズを調整する組織・機能が必要
  • 外部指導者をうまく活用するには、教員にも経験、理解が求められる
  • 学校、地域の互いのニーズが調整できれば、連携して開催できる行事や大会等は少なくない

6.まとめ

今回は出席者の多くが地域のスポーツクラブ関係者であったことから、次回は学校側にも参加を呼びかけ、双方のニーズを検証してみたいとの声もあがった。
また、同市では今年度より、学校教育活動を地域住民が「学校支援ボランティア」*として、支援する取り組みを小学校、中学校各1校ずつで導入していることから、体育・スポーツ分野における同制度の積極活用も進めるべきとの意見も出た。
会議を総括するにあたって、今後検討すべき取り組みが以下のとおりまとめられた。

  1. 地域のスポーツ指導者を学校支援ボランティア制度の一環として活用してもらうべく、普及推進のため、校長会などの機会を通じて地域スポーツ団体の活動報告及び指導可能な情報の提供を行う。
  2. 学校・地域双方のニーズ調整を行う適切な場(組織)の設置について、協議する機会をもつ。

*学校支援ボランティアについて

平成10年、当時の文部省(現 文部科学省)が「教育改革プログラム」の中で「学校の教育活動について地域の教育力を生かすため、保護者、地域人材や団体、企業等がボランティアとして学校をサポートする活動」と位置づけ、以来、全国各地において多様な分野での導入が進められている。