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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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チャレンジデー2015 秋田県大潟村を表敬訪問いたしました

写真右から、北林 ?氏(大潟村教育長)、工藤 敏行氏(大潟村副村長)、渡邉一利(笹川スポーツ財団専務理事)

写真右から
北林 ?氏(大潟村教育長)
工藤 敏行氏(大潟村副村長)
渡邉一利(笹川スポーツ財団専務理事)

チャレンジデーを初実施した秋田県大潟村を、笹川スポーツ財団の渡邉一利専務理事が10月2日に表敬訪問いたしました。

大潟村は八郎潟を干拓してできた村です。
八郎潟はかつては面積が220.4km2と日本では琵琶湖に次いで大きく、最深部でも4~5mととても浅い湖で、この八郎潟を干拓して昭和39(1964)年に大潟村が誕生しました。
当時は食糧事情が厳しく、干拓は土地を水田として活用することを目的とされました。今でも村民のほとんどは農家で、チャレンジデーが行われる5月の最終水曜日は農繁期(田植え)でもあり、このような環境下で今年、初めてチャレンジデーを実施しました。

大潟村の工藤敏行副村長からは「43.5%の参加率は初挑戦ではまずます、今後は参加報告の回収方法の再検討と、農作業の合間にできる運動やスポーツについて考え、徐々に参加率を上げていきたい。また、今回は熊本県山江村と対戦したが、ちょうど熊本に行く機会があり、山江村にも訪問し交流が続いているので、チャレンジデーの対戦をきっかけとした交流にも取り組みたい」とのお話をいただきました。

これを受けて渡邉専務理事が「大潟村の農業のスケールは大き過ぎては通常とは比べられない。チャレンジデーも通常のプロセスで実施しても対応は難しい。プログラム内容の再構築も必要かもしれないので、協力できることがあれば言って欲しい。」と述べました。

北林?教育長からは「2001年のワールドゲームズ秋田大会以降、水上スキーの競技会場として大会が盛んに開催され、来年は国際大会も予定している。大会には多くの来場者もあり、大潟村を知っていただく良い機会となっている」とのコメントがあり、渡邉専務理事が「JWGA(日本ワールドゲームズ協会)の理事として2001年の秋田大会のレガシーが残っており、名誉に思う」とお礼を述べました。

湖を干拓してできた大潟村は成り立ちや歴史も独特で、他の市町村とは異なる興味深い訪問となりました。