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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

セミナー「子供のスポーツ」

ボディボード

安全!楽しい!リーズナブル!誰でも楽しむ事が出来る ボディボード

ボディボードとは?

1970年、ハワイ島コナで多くの人々が通常のサーフボードでサーフィンを楽しんでいた中、水深が浅く、サーフボードでは乗る事がとても危険なショアブレイク(波打ち際の波)は誰に乗られることなく、島中に有り余っているような状態でした。”何とかこの波で遊べないか?”と考え、ボードの上に腹ばいになって乗るスポンジボードを作ったのがボディボードの父、トム・モーリーでした。その後、研究を重ねて商品化されたボード ”MOREY BOOGIE ”は1971年に発売され、子供から大人まで幅広く楽しむ事が出来る新しいスポーツとして大ブレイクし、現在は、新しいスポーツとしてではなく、定着した競技として世界各国にてコンテストが開催されております。

日本では1990年に初めてボディボードのプロフェッショナルとして活動を始めた選手が出てきました。その後、世界ツアー1戦が静岡県御前崎で開催されるなど、定着したスポーツとして着実にボディボード愛好家を増やしています。ボディボードはサーフィンが出来る場所であれば、どんなビーチでもライディング可能で、波に乗るという意味ではサーフィンと全く変わりませんが、サーフィンと大きく異なる点として、主にプローン(腹這い)でライディングをします。

基本的なテクニックとして波の上での左右回転(スピン)、波の力を利用した縦回転(エルロロ)、スピードをつけて波から飛び出す(エアリアル)等があり、まさに、飛んだり、跳ねたり、回ったりと見ていて飽きる事がありません。

ボディボードの魅力

ボディボードの魅力を簡単に言うならば、安全で楽しくリーズナブル! ということになります。ボード自体がソフトな為、たとえライディング中に誰かと衝突しても相手に怪我をさせる事はありません。

スタンドアップするサーフィンと比べて同じくらいのスピードが出るにも関わらず、視線が大幅に低くなる為、体感スピードが倍以上になり、とても爽快に気持ち良くライディングする事が可能です。さらに一番大切な事として、道具のコストパフォーマンスを挙げることができます。ボードを含めた用具一式とウェットスーツを併せて購入したとしても、10万円以下で揃える事も可能であり、色々な面で老若男女誰でも楽しむ事が出来るスポーツなのです。

ボディボード競技とは?

ボディボードの競技は体操の競技方法、判定採点方法にとてもよく似ています。ビーチ(沖への距離制限は無し)を左右に渡りエリア制限し、その中で4人の選手が同時に1回(1ヒート)15分~20分間を使い、コンディションによって定められたライディング可能本数内で演技していきます。

数名のジャッジが、技の完成度、技の難易度等、波の大きさを考慮し同時に採点し、全ジャッジのアベレージ点数を計算して、点数が高い順番に1~4位と勝敗を決めて、トーナメントを戦っていきます。基本的には大きい波で確実に豪快な技を決めた選手が勝ち残っていくことになります。メンズクラス、ウイメンズクラスのほか、最近ではボードの上に片膝をついて立ちながら演技をする、ドロップニー(Drop Knee:DK)もメンズを中心に愛好者が増えてます。不安定なボードの上に立って乗り、繰り出されるサーフィンのようなライディングは、サーファーにも一目置かれ、各コンテストにDKクラスが併設され現在人気を博してます。

大会観戦の魅力

ボディボードは自身が取り組むスポーツとしても十分に楽しむ事が出来ますが、更なる上達を目指す方であれば大会観戦をお勧めします。誰にでもわかりやすい派手な演技(スピン、エルロロ、エアリアル)で、ボディボードを知らない一般の方々でも、まるでサーカスを観ているかのような気分を味わっていただく事ができます。

来場していただいたギャラリーの皆様は、真剣に勝負としてのボディボードに臨む選手が繰り広げる大技に大歓声や拍手を送り、いつの間にか選手とギャラリー全員が一体となってしまう現象が起ります。

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