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国際情報
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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

キャスティング

実際の釣りで使用する竿とリールを使い、正確さと飛距離を競うスポーツ

キャスティングの歴史・発祥

釣りに使う竿(ロッド)とリールを使って、どれだけ正確に投げられるか、どれだけ遠くに投げることかを競う、それがキャスティングというスポーツ。使う道具が釣りで使用する竿なので、実際の魚釣りと重なる部分が多く、競技者の中には「魚釣りがうまくなりたい!」ということがキャスティングを始めたきっかけとなっている競技者も多い。

投げる動作のみが必要で、身体への負担が少ないことからシニア層や普段運動を行わないような人でも、気軽に始めることができ、それもキャスティングの魅力の一つとなっている。

日本ではまだ馴染みのないキャスティングという競技だが、その歴史は古い。1900年代初めから自然発生的にイギリスとアメリカで大会が開催されていたとの記録が残ってる。本格的な普及促進という意味では、1955年に世界的な組織が発足して現在に至る。2年に1度の世界選手権の開催、またワールドゲームズの正式種目として第1回大会から参加した歴史あるスポーツである。

キャスティングの概要

【キャスティングの魅力】
「釣りが上手くなりたいからキャスティングの練習を始め、そして競技に出てみようと考える」。日本でも、世界でもまだまだマイナーな競技であるキャスティングを始めるきっかけの多くは、このような動機が多い。しかし、一度始めると、その奥の深さに取り込まれる。そして、中にはいつしか釣りに行かなくなり競技に没頭する場合もある。
実は、「キャスティングが上手くなること=釣りが上手くなる」とは、必ずしも言えない。しかし、道具の扱いがうまくなることで、自分の釣りに余裕が出てくることは確かで、その余裕こそ釣果にも繋がるといえる。なによりも「キャスティングが上手くなると、釣りが楽しくなる」と思えることが、一番の競技の魅力なのかもしれない。

キャスティングのルール

国際標準ルールに即したルールを、フライキャスティング競技でも採用している。種目は全部で6種目。ススペイ種目では男性と女性で使うロッドの長さが異なる。

【競技名】
■トラウト・アキュラシー(WF5でのアキュラシー)
■トラウト・ディスタンス(WF5でのディスタンス)
■シートラウト・ディスタンス(シューティングヘッドでのディスタンス)
■サーモン・ディスタンス(ツーハンドオーバーヘッドディスタンス)
■スペイ 15.1f(立ち込みでのスペイ(左右の合算))
■スペイ 18f(16f)(投てき台でのスペイ 男子18f/女子16f)
※詳細ルールは公式ホームページをご覧ください。

公式サイト

日本キャスティングスポーツ連盟