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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

セミナー「子供のスポーツ」

サッカー

シンプルかつ奥深い、世界トップクラスの人気を誇る球技

サッカーの歴史・沿革

サッカーは足や頭を使ってボールを操り、相手のゴールにボールを入れて得点を競う球技で、現在は世界のあらゆる国や地域で親しまれる、世界で最も盛んなスポーツの1つとなっている。国際サッカー連盟(FIFA)には、200ヵ国以上の国と地域が加盟し、大規模な組織である。日本やアメリカなどでは「サッカー(soccer)」という名称が一般的であるが、世界的には「フットボール(football)」と呼ばれている。

サッカーの歴史は非常に古い。起源については諸説あり、さまざまな地域で多様なルールで親しまれ発展していった。近代サッカーはイングランド発祥説が一般的で、サッカーの大きな特徴である「手を使ってはいけない」というルールが、19世紀頃のイギリス・ロンドンでの協議で規定されたことが始まりと言われている。

■ワールドカップの存在

1863年に英国サッカー協会(The Football Association/ FA)が設立され、1904年に国際サッカー連盟(FIFA)が創設。その後、オリンピックには1908年のロンドン大会から正式種目に採用された。ワールドカップが初開催されたのは、1930年のウルグアイである。初代王者は開催国のウルグアイであった。ワールドカップはいまや、その参加国・地域数から世界最大のスポーツイベントとも言われている。

日本は1998年のフランス大会に悲願の初出場。ワールドカップは多くの人を巻き込み、熱狂的な応援や一体感を生み出すイベントとなっている。

■日本におけるサッカー史

日本でのサッカーの歴史は、1873年に国内に伝わってきたのが出発点である。1921年には大日本蹴球協会が創立され、1929年に国際サッカー連盟(FIFA)に加盟したが、第2次世界大戦による脱退を経て、1950年に日本蹴球協会として再加盟した。
1965年に日本サッカーリーグ(JSL)が開幕。その後、日本蹴球協会は1974年に財団法人化し、名称も日本サッカー協会に変更されている。

オリンピックには1964年の東京大会で初出場。3-2で強豪国アルゼンチンを下してベスト8入りを果たした。1968年のメキシコ大会では銅メダル獲得した歴史もある。

1991年に社団法人日本プロサッカーリーグが設立され、93年にJリーグ(日本プロサッカーリーグ)が開幕。社会の中で大きな存在となり、その人気は現在までに大きく成長した。FIFAワールドカップには1998年のフランス大会で初出場。3戦全敗でグループリーグ敗退でしたが、2002年の日韓大会で日本代表はベスト16入りを果たした。

一方、女子は1979年に日本女子サッカー連盟が発足し、翌年から全日本女子サッカー選手権大会がスタートした。FIFA女子世界選手権には1991年の第1回大会から連続出場している。オリンピックは女子サッカーが正式種目となった1996年のアトランタ大会から日本女子代表は出場権を獲得し、後のオリンピックでも好成績をおさめている。そして、2011年のドイツで開催されたワールドカップで優勝し、“なでしこジャパン”(愛称)は感動的で大きな話題となり、女子サッカーの知名度を押し上げた。

日本サッカー協会では、“走らないサッカー”であるウォーキングサッカーなど、誰もがサッカーに親しむことができる取り組みを、積極的に行っている。

サッカーのルール

【競技者】
試合は、11人以下の競技者からなる2チームによって行われ、1チームの競技者のうちの1人はゴールキーパーである。試合途中で各競技者は一定条件のもとで交代も可能だが、一度交代して退いた競技者が再び試合に参加することはできない。

【試合時間】
試合は、基本的に45分間ずつの前、後半制で行われる。前・後半の間には15分以内のハーフタイムを取ることができる。また、競技者の交代や負傷などにより試合時間が空費された場合、主審の裁量で時間が追加される(ロスタイム)。

【得点】
ゴールポストの間とクロスバーの下でボールの全体がゴールラインを越えたとき、その前に攻撃側が競技規則違反を犯していなければ、1得点と認められる。

【競技規則】
サッカーの競技規則(Laws of the Game)は、国際サッカー評議会(International Football Association Board)によって制定され、国際サッカー連盟(FIFA:Federation Internationale de Football Association)が冊子にまとめ発行。FIFAならびにFIFA加盟の各大陸連盟および加盟協会の下で行われるサッカー競技は、すべてこの規則に基づいてプレーされる。

サッカーのコート・用具

【用具】

■ボール
皮革または他の適切な材質の球形であること。外周は70㎝(28インチ)以下68㎝(27インチ)以上、重さは試合開始時に450g(16オンス)以下、410g(14オンス)以上、など。

■競技者が身につける、基本的な用具
袖のあるジャージーまたはシャツ/ショーツ/ストッキング/すね当て(ゴムやプラスチックなど適切な材質製)/靴

【フィールド】

公式サイト

日本サッカー協会