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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

セミナー「子供のスポーツ」

3B体操

音楽にあわせて、しなやかに・すこやかに!心とからだにやさしい体操

沿革と概要

3B体操は、一人の女性が自分の心身の健康を取り戻そうと考え、悩み苦しんだ体験のなかから生まれた健康体操です。名前の由来は、補助具として使用する手具(ボール=Ball、ベル=Bell、ベルター=Belter:輪をつないでベルト状にしたもの)の頭文字がすべてBであるため、3つのBを使う体操=「3B体操」と名づけられました。女性の名前は大迫テル子、3B体操が産声を上げたのは1971年(昭和46年)のことです。場所は福岡でした。

当初は、福岡の団地集会所で主婦のサークル活動として始まりましたが、「ユニークで楽しい体操」と新聞、雑誌、テレビにも紹介され、愛好者のサークルが増え、1973年に「3B体操友の会」を設立。翌年、福岡市中央区に「3B体操協会」が設立されると同時に指導者資格制度を設け、その後、福岡から転勤族の指導者が大阪、東京、名古屋へと3B体操を伝え、さらに全国へと広がっていきました。

現在の指導者は、北海道から沖縄まで約2000名、公民館・コミュニティセンター・地域の体育館で開催している教室約5500カ所。自治体・学校・病院・福祉施設などでの講座・講習会は、その数約2500にのぼります(2003年1月1日現在)。

毎年開催される文部科学省主催のスポーツレクリエーション祭でのフリー参加(1500~3000人)や、財団法人日本レクリエーション協会主催の全国レクリエーション大会で3B体操全国交流大会を開催。そこでも毎年1500~3500人の参加者が3B体操を実践しています。
また、厚生労働省が提唱する「健康日本21」にも積極的にかかわり、推進の一翼を担っています。

3つの手具の効果と運動プログラム

3B体操は、赤ちゃんから高齢者、障害のある方までを対象に、幅広い世代の方々に楽しんでいただける体操です。音楽にあわせて楽しくリズミカルにからだを動かし、3つの手具を使うことで、より効果的に運動を行うことができます。

●ボールの効果
まるみ、はずみ、ころがりを利用して脊椎に刺激を与え、内臓を強化します。

●ベルの効果
空間、クッションを利用して軽やかな呼吸運動や筋肉運動を行ない 、その軽さを利用して全身運動を誘導します。

●ベルターの効果
筋肉の柔軟性に合わせ、ベルターの適度な伸び縮みを利用し、関節の可動域をひろげ、 全身を整えます。

運動プログラムとしては、次のものを用意しています。
1. 若さを維持するためのストレッチ(伸展運動)
2. 生活習慣病を予防するために、とくに大切な全身持久力を高める運動
3. 基礎体力を維持するための筋力運動
4. 心身をリラックスさせる遊びの運動

また、誰でも踊れるダンスや、運動嫌いの人にも楽しく続けられるようレクリエーション的要素を多く取り入れ、「心とからだを動かす」ことに工夫をこらしています。

お問い合わせ先

日本3B体操協会全国本部
〒534-0021 大阪市都島区都島本通5-4-16
TEL:06-6928-3764 FAX:06-6928-3740