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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

セミナー「子供のスポーツ」

シャトルボール

「いつでも・どこでも・気軽に」日本生まれの新感覚スポーツ

シャトルボールの歴史・沿革

シャトルボールは1989年、新しいスポーツを求める大学生たちによって考案された。大学生の手で始まったユニークな歴史をもつ。その後、改良を重ねて作り上げられたスポーツである。道具のひとつであるシャトル・バーは、日本古来の「お手玉」のように両手を使って操作する動作と、水上スポーツの「カヌーで使うパドル」をヒントにして作られた。

バーには、一方に繊維製の網でできたソフトバスケット、もう一方には樹脂製のハードバスケットが取り付けてある。このバーを使ってボールをバスケットからバスケットへ移し変える動作を行うスポーツである。ボールを往復させる=「シャトル」をしながら楽しむところから、シャトルボールという名前が付けられた。

日本で開発されたシャトルボールは海外にも広がった。2008年10月25日には韓国でが学生や教育関係者をはじめ、多くの参加者を集めて韓国馬山市慶南大学校にて開催大会が開催された。また2009年には中国にも紹介された。

シャトルボールの歴史・沿革 シャトルボールの歴史・沿革

シャトルボールの概要

シャトルボールの特長は、何といっても「いつでも・どこでも・気軽に」、ふたつのバスケットを自由に操ってプレーを楽しむことができることだ。一人でなら、ソフトバスケットからハードバスケットへ交互にパスする「シャトルプレイ」が、仲間がいればソフトバスケットでボールをキャッチし、ハードバスケットにシャトルして相手にスローする「キャッチングプレイ」が楽しめる。さらに得点を競うゲームなど、場所や人数に応じて、さまざまな方法で楽しむことが可能だ。

キャッチングプレイは野球のキャッチボールのような手軽さと運動量があり、ゲームの場合には、コートの広さやルール、プレイヤーの年齢や体力によって、卓球やテニス、バスケットボールほどの運動量を得ることができる、多機能性も備えている。

シャトルボールの概要

シャトルボールのルール

【競技種目】

  • 6名編成の2チームがパスをしながら相手ゴールをめざし、シュートが決まった時点で得点となり、その得点数によって勝敗を決める。
  • シュートは、定められたシュートラインの外から行わなくてはならない。
  • 基本的なゲーム時間は、前後半各20分に休息10分をはさむ。
  • プレイヤーは、ボールをキープしたまま4歩以上歩くことはできない。
  • バスケットの中に4秒以上ボールを入れておくことも反則。

シャトルボールのコート・用具

【コート】

40m~60m × 20m~30mの競技場の中で140cmのシャトル・バーを操りながらゴール(幅2.5m、高さ1.5m)を目がけてボールをシュートする。

シャトルボールのコート・用具

【シャトル・バー】

両サイドにそれぞれハードとソフトのバスケットがついていて、全長1400mm、重さ670gのオリジナルデザインのバー。組み立て式。

【ボール】

ソフトボールの2号級の大きさのノーパンクボール。へそがついているので、空気の入れ具合で弾み方を調整できる。

シャトルボールのコート・用具