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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

第2章 検証と問題提起 ~2.定期的運動・スポーツ実施者の推移~

国民が生涯を通じて、それぞれが望むかたちでスポーツを楽しみ、幸福を感じられる社会の形成

定期的な運動・スポーツ実施者として、何らかの運動・スポーツを週1回以上実施している成人の割合をみると、2010年は59.0%で、1996年の40.6%から14年間でおよそ1.5倍に増えている(図表2-2)。定期的運動・スポーツ実施者の増加の実態を把握するため、種目別の週1回以上の実施率の推移を調べたところ、「散歩」と「ウォーキング」を2種目に分けた2002年以降、実施率の伸びが大きかったのは「ウォーキング」(6.2ポイント)、「散歩(ぶらぶら歩き)」(3.5ポイント)、「筋力トレーニング」(3.2ポイント)など、いずれも個人でできる運動・エクササイズ系の種目であった。週1回以上のウォーキング実施者の割合と推計実施人口は、2002年の11.6%、1,168万人から、2010年には17.8%、1,848万人へと増加している。ウォーキングを中心とした運動・エクササイズ系種目の人気の背景には、近年の健康志向の高まりがあるとみられる。

図表2-2 週1回以上の運動・スポーツ実施率とウォーキング実施率の推移

注)2000年調査までは、種目区分が「ウォーキング・散歩」だったため、ウォーキング単独のデータなし
SSF「スポーツ活動に関する全国調査」(1996~2010)より作成

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