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研究レポート

スポーツボランティア団体の活動に関する調査

スポーツボランティア団体の実態調査と継続化に向けた要因の究明

今般「する・みる・ささえる」というスポーツの楽しみ方の中から「ささえる」スポーツの主たる担い手であるスポーツボランティアに焦点を当てた研究調査結果『スポーツボランティア団体の活動に関する調査研究』を発表いたしました。以下に主な研究結果についてご報告いたします。なお、本研究は神戸大学大学院人間発達環境学研究科 山口泰雄 教授と共同で行いました。

主な調査結果

  • スポーツボランティア団体の状況を
    ライフサイクル」上の位置付けで分類
    対象団体に質問し得られた回答に基づき、各団体を独自の「ライフサイクル分析」によって、「成長型」、「維持型」、「成熟衰退型」、「消滅型」の4つのタイプに分類した。
    「成長型」の特徴としては、「行政の補助・協働事業による活動の活発化」「活動の増加と研修の充実」「法人格化による組織基盤の充実」があげられる。「維持型」の特徴は「イベント開催による研修の充実」「活動のマンネリ化」「外部のスポーツ団体との連携の希薄化」、「成熟衰退型」の特徴は「委託事業の廃止に伴う、財政基盤の弱体化」「会員の高齢化・活動意欲の低下」、「消滅型」の特徴として「設立後の運営体制が不明瞭」という点があげられる。
  • スポーツボランティア団体間や
    他分野組織との連携・協働促進
    スポーツボランティアの中でも特に「イベントボランティア」については、イベント・大会開催のためのボランティアバンク等が設立されることが多い一方で、イベント開催後には人材の活用機会が急速に減り、活動が衰退するといったケースも少なくない。そこで、同じ地域内で他のスポーツイベントに関わるスポーツボランティア団体間のネットワークを構築し、人材の有効活用を図ることが必要である。※
    また、特に大型のスポーツイベントにおいては、福祉・環境・国際交流等、スポーツ以外の分野の人材が活躍する機会が多々ある。講習会等を通じて、そうした多分野のボランティア団体の人材交流を図ることが、互いの活動の質向上の面からも有効と思われる。
    ※直近の事例にはSSF他4団体で構成する「日本スポーツボランティアネットワーク(JSVN)」がある。

『スポーツボランティア団体の活動に関する調査』

  • 調査時期
    2011年12月24日~2012年3月15日
  • 調査対象
    国内のスポーツボランティア関係団体60団体
    (ウェブサイト検索により作成したリストから有意抽出)
  • 調査方法
    郵送方法による質問紙調査
  • 発行
    2012年3月
全文(PDF:5.29MB)
目次
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  • Ⅰ. 調査概要

  • Ⅱ. 調査結果の要約

  • Ⅲ. 調査結果

    • 1 スポーツボランティア関係団体の現状

      • 1-1 活動開始年

      • 1-2 法人格の有無・取得年

      • 1-3 総会(理事会)の開催

      • 1-4 収支決算書・決算額

      • 1-5 ボランティアの活動状況

      • 1-6 講習会の有無・回数

      • 1-7 ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)の状況

    • 2 ライフサイクル分析による組織運営の特徴

      • 2-1 組織運営ライフサイクル分析の4類型

      • 2-2 組織運営ライフサイクルのタイプ別にみた団体の特徴

    • 3 ケーススタディ

      • 3-1 財団法人さっぽろ健康スポーツ財団

      • 3-2 特定非営利活動法人うつくしまスポーツルーターズ

      • 3-3 埼玉県スポーツボランティア

      • 3-4 公益財団法人スペシャルオリンピックス日本

      • 3-5 特定非営利活動法人成田空港ボランティア・スカイレッツ

    • 4 まとめ

      • 4-1 スポーツボランティアとスポーツボランティア関係団体の分類

      • 4-2 組織運営ライフサイクル分析によるタイプと特徴

      • 4-3 スポーツボランティア関係団体への提案

  • 【付録】

    • ① 団体の課題、スポーツボランティアに関する意見・要望(自由記述)

    • ② スポーツボランティア団体の活動に関する調査(調査票)

    • ③ スポーツボランティア関係団体:回答団体一覧

  • 発行者
    公益財団法人 笹川スポーツ財団

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本事業は、ボートレースの交付金による日本財団の助成金を受けて実施しました。

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