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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

数字でみるスポーツライフ 子ども・10代

笹川スポーツ財団では、国民のスポーツライフの実態把握を定期的に行う「スポーツ活動に関する全国調査」を1992年から隔年で実施しています。調査・分析にあたっては、年齢別に18歳以上、青少年(10~19歳)、子ども(4~9歳)の3つに分類し、『スポーツライフ・データ2016』『青少年のスポーツライフ・データ2015』『子どものスポーツライフ・データ2015』にまとめています。
こちらでは子どもと10代のスポーツライフ・データ2015の調査結果を一部抜粋してご紹介します。

1. 運動・スポーツ実施状況

子ども (4~9歳)

週7回以上

49.8%

半数が定期的に体をうごかしている。全く行わなかった者は3.7%。よく行った運動・スポーツ、運動あそびは、1位 おにごっこ、2位 自転車あそび、3位 水泳。

10代 (10~19歳)

週5回以上

52.8%

10代の半数以上が週に5回以上、運動・スポーツを実施。全く行わなかった者は13.2%で横ばいであった。

2. 運動・スポーツの好き嫌い

子ども (4~9歳)

運動・スポーツが好き

93.1%

「好き」70.1%、「どちらかというと好き」23.0%を合わせると子どもの9割が、運動やスポーツ、運動あそびが好きと答えた。

10代 (10~19歳)

運動・スポーツが好き

82.4%

「好き」53.2%、「どちらかというと好き」の29.2%を合わせると10代の82.4%が、運動やスポーツ、運動あそびが好きと答えた。

3. メディアの利用状況

子ども (4~9歳)

1~2時間未満(平日)

25.8%

休日では、「2~3時間未満」が26.2%と最も高く、休日の方がメディアとの接触時間が長くなる様子がうかがえた。

10代 (10~19歳)

2~3時間未満(平日)

25.0%

休日では、「2~3時間未満」が21.5%で最も高く、運動不足感については、「とても感じる」23.6%、「少しは感じる」34.0%。

4. 好きなスポーツ選手

子ども (4~9歳)

1位 本田 圭佑
2位 錦織 圭
3位 浅田 真央


男子では、1位 本田 圭佑、2位 錦織 圭、3位 リオネル・メッシ。女子では1位 浅田 真央、2位 錦織 圭、3位 羽生結弦と本田 圭佑であった。

10代 (10~19歳)

1位 錦織 圭
2位 浅田 真央
3位 イチロー/羽生結弦


1位 「錦織 圭」13.3%で2位 「浅田 真央」5.2%、3位 「イチロー」「羽生 結弦」4.2%を大きく引き離した。

5. スポーツ施設

子ども (4~9歳)

学校や保育園・幼稚園

69.2%

次いで「公園や広場・空き地」58.2%、「自分や友達の家」28.9%、「学校以外の体育館やグラウンド」27.4%であった。

10代 (10~19歳)

学校

72.3%

次いで「公園や広場・空き地」40.5%、「学校以外の体育館やグラウンド」32.1%、 「自分や友達の家」20.5%と続いた。

6. スポーツクラブ・運動部

子ども (4~9歳)

学校の運動部などの加入者

52.7%

就学状況別にみると、「加入者」は「未就学児」32.8%、「小学1・2年」55.3%、「小学3・4年」63.6%であり、学年が上がるにつれて加入率の増加がみられた。

10代 (10~19歳)

学校の運動部などの加入者

57.3%

学校の運動部やサークル、民間や地域のスポーツクラブへの「加入者」の割合は、2013年の50.5%から6.8ポイントの増加がみられた。未加入者は42.7%であった。

7. 習いごと

子ども (4~9歳)

習いごとをしている者

70.7%

「水泳(スイミング)」27.3%で最も高く、次いで 「ピアノ」18.2%、「英会話」11.7%、「学習塾」10.3%、「サッカー」「習字」9.4%。

10代 (10~19歳)

習いごとをしている者

48.6%

「学習塾」18.2% で最も高く、次いで 「ピアノ」9.2%、「英会話」7.1%、 「水泳(スイミング)」 6.8%、「サッカー」6.3%であった。

8. スポーツ観戦

子ども (4~9歳)

直接スポーツの観戦をした者

29.2%

直接観戦したスポーツ種目をみると、「プロ野球」が11.7%と最も高く、次いで「Jリーグ」6.5%、「アマチュア野球(大学、社会人など)」2.2%、「マラソン・駅伝」2.1%、「高校野球」2.0%であった。

10代 (10~19歳)

直接スポーツの観戦をした者

42.4%

2013年の36.9%から5.5ポイントの増加となった。直接観戦したスポーツ種目をみると、「プロ野球」が15.6%、次いで「Jリーグ」7.1%、「サッカー(高校、大学など)」5.1%であった。

9. ファミリー・スポーツ:家族との運動・スポーツ

子ども (4~9歳)

家族で運動・スポーツを行った

64.0%

「よくしている」13.2%、「時々している」50.8%で6割以上が家族で運動・スポーツ、運動あそびを行っていた。男子は女子より10.4ポイント上回っていた。 また、子どものスポーツの試合や練習を見に行く保護者は、「よく行く」29.9%、「時々行く」22.1%で半数を占めた。

10代 (10~19歳)

子どものスポーツの試合などを見に行く

48.5%

子どもの運動・スポーツの試合や練習をみに行く保護者は「よく行く」23.6%、「時々行く」24.9%であり、約半数をしめた。一方で、家族で一緒に運動・スポーツ・運動あそびをする割合は小学校期46.0%、中学校期31.0%、高校期16.0%と、子どもの年齢が上がるにつれて低くなった。

10. スポーツボランティア

10代 (10~19歳)

スポーツボランティア実施率

15.0%

過去10年は13%前後で推移してきたスポーツボランティア実施率が、今回の調査では最高の15%に達した。「スポーツの審判や審判の手伝い」が49.4%で最も高く、次いでスポーツイベントの手伝い」41.6%、「スポーツの指導や指導の手伝い」33.9%と続いた。

データの使用申請

最新の調査をはじめ、過去のスポーツライフ・データのローデータ(クロス集計結果を含む)を提供しています。

活用例

  1. 政策立案:所属自治体と全国の比較や調査設計に活用(年齢や性別、地域ごとの特徴を把握)
  2. 研究:研究の導入部分の資料や仮説を立てる際に活用(現状の把握、問題提起、仮説、序論)
  3. ビジネス:商品企画や営業の場面で活用(市場調査、データの裏付け、潜在的なニーズの発見)
テーマ

スポーツライフ・データ

キーワード