本文へスキップします。

6.韓国の学校における「体育」科目以外の運動活動-「学校運動部」活動などの実態(2)

(2)一般学生が参加する「学校スポーツクラブ」、「放課後学校」、「トンアリ活動」における「体育活動」

他方、一般の学生は、上記のような「学校運動部」活動に接する機会は多くないが、「学校スポーツクラブ」や「放課後学校」などに参加する機会があることがある。

「学校スポーツクラブ」は、現在教育科学技術部が積極的に普及を推進しているが、教師が監督として指導を行いながら、一般学生が課外に運動を集団でおこなうものである。そのイメージは日本の「運動部活動」に近い。教師は指導を行うが、基本的には無給で対応することが多いものの、モデル事業の指定を受け教育庁(日本でいう教育委員会に相当。)から財政的支援がある場合は、そこから、指導教諭への手当の支給が行われることがある模様である。

【ソウル市内のある中学校の学校スポーツクラブ活動の様子(大会を前に練習中。)】

そのほか、韓国では、親の塾通いの費用などの私教育費低減のため、学校での「放課後学校」の取り組みが盛んである。非常に分かりやすく言えば、「塾」や「お稽古ごと」を学校そのものが包含してしまったものと理解すればよい。この中には、体育活動を行うものもあり、費用も月10000W~30000W程度である。

例えば、筆者が訪問したソウル市内のある小学校では、ゴルフ練習、テニスのほか、乗馬(費用は月11万W程度)なども実施されていた。

そのほか、学生が自主的に、趣味やスポーツなどを行う「トンアリ活動」なども行われている。

なお、正課の授業時間以外に行われるこれの活動は、その定義も区分も不分明なところがあり、実態としては、区別なく、同じようなものとして理解されていることも多い。

【ソウル市内の放課後学校における運動の様子】

①放課後学校「ゴルフ部」の看板

②校庭で乗馬教室

③校内には立派なゴルフ練習施設を有している

④体育館での運動の様子

前のページへ  |  次のページへ

ページの先頭に戻る