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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

2.調査概要

2. 調査概要

第1回調査は、PAJの理事の発案で2008年北京パラリンピック開催前に、同大会の出場選手と2010年バンクーバーパラリンピック強化指定選手に対し実施した。今回紹介する第2回の調査は、前回調査の流れを引き継ぎ、2012ロンドンパラリンピックと2010バンクーバーパラリンピックの日本代表選手に対し行った。また第2回の調査では、前回調査では対象としなかった日本選手団に帯同するコーチ・スタッフ(但し本部付スタッフは除く)に対しても調査を実施し、多角的にパラリンピック選手の競技環境の把握に努めた。

2012年4月よりPAJ理事とアドバイザーが月数回の打合わせを行い質問項目を作成した上で、アンケート票を配布した。原則、前回調査と質問項目を揃えたが、たとえば前回調査にはなかった「プロ選手であるか」や「JISSやNTCの利用」といった新しい項目も加えた。また、共催となった公益財団法人日本障害者スポーツ協会日本パラリンピック委員会(JPC)からの意見をも参考とし、最終調査票を作成した。質問総数は、選手が23、コーチ・スタッフは17であった。アンケート配布・回収期間は、バンクーバー代表選手とコーチ・スタッフは2012年6月、ロンドン代表選手とコーチ・スタッフは選手団発表後の2012年7月から8月初旬であった。配布方法は郵送(一部直接配布)、回収方法も郵送(一部直接回収、また視覚障害のある方などには代筆で対応)であった。調査回収状況の詳細は、表1を参照願いたい。

表1:第2回調査回収状況