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ソチオリンピック ボランティア奮闘記
西川 千春 氏

通訳チームの仲間たち

通訳チームの仲間たち

海外ボランティアのトレーニングは最後に行われる現地での会場見学・説明を除いて、全て出発前にオンラインで受けることとなった。ロンドン2012のときと同じく、オリンピックの歴史、競技の内容、ソチ2014の詳細、セキュリティー、クライアントへの対応、さらには通訳に関する内容などをカバーしたものだ。資料を読んで質問に答え、8割ぐらいできればパスする仕組みになっている。

広大な領土を持つロシアなので、多分ロシア人でもオンラインだけでトレーニングを受けている人が結構いるのではないかと思う。なにしろ、ボランティアはロシア全土から集まっているのだ。後に彼らに聞くと、「近くから来たよ、バスでせいぜい40時間」、なんていうのはごく普通のようである。狭い島国から来た人間から見ると、本当に異次元の世界に来たとつくづく感じざるを得ない。

ともあれ中国からやってきたジャイー、イタリア人の二コールと一緒に連れていかれた先はちょっと年代がかったホテルだった。いかにもソ連時代の建築で、若干修繕して使ってるのだろう。ジュリアに聞くと、当初予定されていたボランティア宿舎が完成せず、このホテルが仮の宿舎になるそうだ(結局はそのまま居続けることになった)。
ホテルは2人部屋なので、当初の4人部屋よりましだとのこと。実のところ中年オヤジには相部屋はつらいのだが、同居人が歳の割りにさばけた青年だったので本当に助かった。相棒は大学卒業したてのフランス人で、通訳の仕事を探しているコリンだ。

宿舎のベッドに並べられたユニフォーム一式

宿舎のベッドに並べられたユニフォーム一式

MMCの通訳チームボランティアは約40人、その内外国人が私を含めて10人にものぼる。カナダ人のアンドルーを除けばロシア語は全くだめだ。おまけに男性は7人と少数派で、ロンドンの時と同じく通訳チームは女性ばかりになる。

びっくりしたのは、私を含む数人を除けば後は全て20代という点だ。組織委員会によるとソチ2014ボランティアの平均年齢は23歳。バンクーバーの40歳、ロンドンの36歳と比べて桁違いに若いことが分かる。しかも70%が女性だ。
という訳で、派手なユニフォームを身にまとった中年オヤジの奮闘は次回のレポートを読んで頂きたい。それでは、Пока! (ポカ!)

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