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スポーツの力で日本を元気に! スポーツによるまちづくり

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  • 【後半】未来につながるスポーツ振興
未来につながるスポーツ振興

子どもたちの未来を育む、多くのスポーツ体験を

後ろのボールは、伊東市長が第83回都市対抗野球大会で東京ドームで始球式を行ったボール。ちなみにストライクだった。
渡邉:
市長ご自身は、スポーツに取り組まれた経験はあるのでしょうか。
伊東:
子どもの頃は、水泳、ソフトボールや陸上、バスケットボール、バドミントンなど、いろいろなスポーツにチャレンジしました。スポーツは今も大好きです。
渡邉:
いろいろなスポーツを経験されていますが、やはり自身で経験し、楽しさを体験することが大切ですね。倉敷市のスポーツ振興基本計画にも、年代別の展開などが盛り込まれていますが、充実したスポーツ施設を活用して子どもたちがいろいろなスポーツ経験をできるような環境を、今後も継続していただければと思います。
伊東:
倉敷市にも、スポーツ少年団がたくさんありますし、各競技のスポーツも盛んです。もちろん、一つのスポーツに真剣に取り組んでいくという方もいらっしゃいますが、やはり子どもの頃にいろいろなスポーツを体験してみると、生涯にわたってスポーツ・運動を続けようと考える基盤になるかもしれませんね。倉敷市体育協会やスポーツ推進委員なども率先して頑張ってくれています。
現在、倉敷市では幼稚園や小学校の校庭の芝生化を進める事業にも取り組んでいます。芝生で遊ぶ機会が増えると、体力づくりや体、脳の発達など健康面でのメリットもあると思うので、今後もぜひ進めていきたいと考えています。
水球競技選手権大会-桃太郎カップ-
倉敷国際少年野球大会
渡邉:
芝生化を進めている市町村では外で遊ぶ子どもが増えるなど、やはりその効果は顕著に表れます。また、長期にわたってメンテナンスが必要なので、地域の方々が協力してくださり継続的に交流を図るきっかけにもなります。
ところで、先ほど水球というお話がありましたが、なぜ水球に力を入れているのでしょうか。
伊東:
一つは、先ほどお話した通り国体がきっかけになりました。もう一つは、若い頃に日本代表にもなった、熱心な指導者の方がいらっしゃって、強い選手が出ているということです。関係者に話を聞くと、日本では水球では若い世代がなかなか育っていません。若い世代が育たないと、将来オリンピックに出場することも難しいですよね。それなら、水球選手の育成に力を入れて、倉敷からオリンピック選手を輩出しようという声があがったのです。今や、「水球の甲子園」と言われるようになった全日本ユース(U15)水球競技選手権大会-桃太郎カップ-も毎年開催しています。
渡邉:
未来のオリンピック選手を、まちぐるみで育てようというアイデアがおもしろいですね。若い世代というと、倉敷国際少年野球大会の開催もありましたね。
伊東:
この大会には、これまでにアメリカ、台湾、香港、韓国、ニュージーランドのチームが参加しています。異文化を体験するという面でもとても貴重な経験になっていると思います。また、子どもたちは倉敷市や岡山県の代表チームとして出場するので、そのことを誇りに感じて、一生懸命頑張ることも貴重な経験だと思います。
渡邉:
スポーツを通じた国際交流ができるのは、子どもたちにとってかけがえのない体験でしょうね。
伊東:
お互い言葉は通じなくても、ホームステイをしたり、スポーツを通じて、互いのことを理解したり、新しい発見があったりと、子どもたちの将来につながるような体験をしてもらいたいと思います。

市民の皆さんの声を反映し、スポーツの魅力を活かすまちづくり

渡邉:
スポーツ振興基本計画を策定されて約1年が経ちましたが、進捗の状況はいかがでしょうか。
伊東:
1年ですので、なんらかの数値が急激に上がるというような実績はまだ出ていませんが、これまで倉敷市にはなかったスポーツ振興基本計画を策定したということ、つまり、スポーツを皆さんに広めていこうと市が宣言をしたことに、一つ意義があると感じています。競技スポーツを強化していくことはもちろん重要ですが、それと同時に一般の市民の方が健康のためにスポーツに取り組んだり、スポーツによって子どもたちが体力をつけたり交流をしたりすることができればと考えています。
この計画をどのように進めていくのかを具体的に議論するために、平成23年8月に倉敷市スポーツ推進会議を立ち上げました。会議では、体育協会、スポーツ推進委員、スポーツをする子どもたち、障がい者の方など、さまざまな立場の方からスポーツに対する意見を聞いています。そして実際に聞いたその声を、スポーツ振興に活かしていく方針です。
また、会議に集まっていただいた人や団体同士が、競技や立場の垣根を越えて交流していただく、そんなきっかけにもなればと考えています。
渡邉:
障がい者スポーツなども含めた大きな枠組みとしてスポーツを捉え、振興を図っていくのは素晴らしいことです。国ではなかなかできないことなので、自治体でのこうした取り組みは非常に重要です。
市民のスポーツ振興という点では、気軽にできるウオーキングやジョギングなどを始める人が増えていますが、倉敷市はどうなのでしょうか。
ツーデーマーチ
第25回記念瀬戸内倉敷ツーデーマーチ 参加者数:2日間延べ11,134人
距離\実施日 10日(土) 11日(日)
5km 672人 952人
10km 1,959人 1,888人
20km 2,038人 1,761人
40km 876人 988人
合計 5,545人 5,589人
伊東:
倉敷市には、先ほどお話したように瀬戸内倉敷ツーデーマーチというイベントがあります。5km、10km、20km、40kmといったコースで倉敷市内の名所などを巡りながら町を歩くウオーキングです。小さなお子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで、毎回1万人ほどの方に参加していただいています。その内の約半数は市内からの参加です。
また、市の体育協会でもマスカットスタジアムの周りを走るジョギング大会などを開催していて、手軽にスポーツを楽しんでもらえるよう取り組んでいます。
渡邉:
まちなかを歩いていると、ウオーキングをしている方がたくさんいらっしゃいますね。
伊東:
特に夕方以降になると、蛍光のタスキをかけて歩いている方がたくさんおられます。正しい歩き方を学ぶウオーキング教室を開くなど、日常のスポーツ活動の普及としてもっと広めていきたいと思っています。
これからは健康長寿社会ですので、特に年配の皆さんの健康づくりにも注力していきたいと考えています。もちろん、日本の未来を担う子どもたちにも、健康で元気に育ってもらいたいと願っています。そのためにも、スポーツ施設の整備や、地域スポーツ活動の支援体制の充実などを積極的に推進し、これからもスポーツの魅力を活かしたまちづくりを進めていきたいと考えています。
渡邉:
インタビューの事前学習と本日の市長のお話を伺い、重視される「現場主義」「対話重視」が、さまざまな政策に活かされていることが理解できました。
地域資源に恵まれ、地区により、その魅力が多彩な倉敷市。スポーツ振興基本計画の推進を通じて、野球や水球など若い競技者が育ち、老若男女が生涯を通じて気軽にスポーツできる、そして、地域コミュニティが活性化する、そんな元気で魅力的なまち「倉敷」をこれからも応援させていただきます。
本日はありがとうございました。
伊東:
今日は、スポーツを全国的な観点から見られている渡邉常務理事さんから貴重なアドバイスを頂けてとても参考になりました。また、笹川スポーツ財団さんには、これからも地方のスポーツ振興への応援をよろしくお願いいたします。本日は、渡邉さんと年齢も近いこともあり、楽しくお話させて頂くことができました。ありがとうございました。では最後に、今後のお互いの健闘をたたえて、ガッツポーズで記念写真を!(笑)
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