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スポーツの力で日本を元気に! スポーツによるまちづくり

サッカー界も地域も盛り上げる 大阪府堺市 日本最大級のスポーツ施設と地域密着の独自の取り組み

2012.02.16
日本最大級の施設規模を有するサッカー・ナショナルトレーニングセンターであるJ-GREEN堺があり、2010-2011シーズンV・プレミアリーグ優勝のバレーボールチーム・堺ブレイザーズの本拠地でもある堺市は、堺市民オリンピックや、市民に深く浸透している「堺っ子体操」など、市民を対象とした独自のスポーツへの取り組みも盛んだ。竹山市長に、バランスのとれたスポーツ施策について聞いた。

大阪府堺市とは 人口:842,669人(2012年1月1日現在) 特長:世界最大の墳墓である仁徳天皇陵古墳をはじめとする百舌鳥古墳群や、刃物・線香・自転車などの伝統産業といった歴史、文化の豊かなまち。千利休、与謝野晶子が生まれたまちでもある。 堺市のHPへ
  • 【前半】真に必要とされる施設を整備
  • 【後半】スポーツで地域の絆を深める
真に必要とされる施設を整備

南大阪の中核都市としてふさわしいスポーツ施設を

竹山修身市長
渡邉:
最初に市長ご自身とスポーツとの関わりについてお伺いさせていただけますか?
竹山:
私は子どもの頃、相撲取りになりたかったんです。冬になると、砂場やグラウンドに円を描いて、よく友達と相撲を取りました。腕力と脚力があったので、強かったですよ。中学校で相撲部に入りたかったのですが、相撲部がなかった。それで柔道部に入り、のめりこみました。柔道のほかにも、軟式野球やテニスの経験もあります。現在では、週末の朝には近所の公園をランニングしていますが、市内では、ウオーキングをされている方を多く見かけます。公園などで、ご夫婦仲良くウオーキングされている様子は、実にほほえましいですね。やはり、ウオーキングとランニングは、スポーツの基礎。気軽に健康増進を図ることができます。私はせっかちですので、歩くより走る方が好きなのですけれどもね。
渡邉:
2012年度より中学校での武道の必修化が実施されます。竹山市長は、柔道6段の有段者とお聞きしていますが、どのようにお考えですか?
竹山:
最も留意しなければならないのは、安全対策です。最近特に、柔道での事故が増えていますが、大半の事故の原因は、指導者が正しい指導を行っていないことにあると私は思います。柔道は、十分な知識と経験を持った方が指導にあたるべきです。教員のOBや警察官のOB、武道の専門家の方など、教員以外の方も指導できるようにすべきです。堺市の教育委員会では、既に柔道経験のある教員にも再度研修を受けていただき、指導の見直しを行っています。また、安全対策の一環として、より滑りにくい畳を準備しています。
渡邉:
堺市内の中学校で、専用の道場を持っている学校はどれぐらいあるのですか?
竹山:
高等学校では専用の道場を持っている学校があるのですが、中学校では、体育館や空き教室に畳を敷いて練習をしている状況です。そこで現在、堺市内に武道館の整備を計画したいと考えています。2012年度から、どのような武道館がふさわしいか検討していく予定です。
渡邉:
市長の展望では、その武道館で全日本選手権大会や国際大会を開催する構想もあるのでしょうか?
竹山:
そこまでは、考えていません。堺市をあくまで南大阪の中核都市と捉え、大きな大会は大阪市に任せたいと考えています。堺市の武道館は、市民の皆さんにはもちろん、全国の方々にも練習や合宿で利用していただければと考えています。野球場についても、大阪市と堺市の境界である大和川より以南では高校野球の夏季予選を行える球場がないので、ぜひ堺市で整備した野球場で高校野球の予選等を開催したいと考えています。堺市から電車で約20分の大阪市内に、京セラドーム大阪というプロ野球の公式戦が行われる立派な球場がありますから、まさに二重行政を避ける意味でも、堺市には整備目的に沿った適切な規模の球場を検討していく予定です。

61万人以上が利用する天然芝完備のサッカー施設

J-GREEN堺 総事業費内訳
J-GREEN堺 来場者数
平成22年度 610,995人
平成23年度
(1月末時点)
542,874人
(対前年度同月比104%)
渡邉:
そういう意味ではJ-GREEN堺は、日本最大級の規模、かつプロ選手の利用にも遜色のない充実した設備を備えています。その一方で、市民のスポーツ・レクリエーション活動の振興拠点でもあるわけで、本当に素晴らしい施設といえますね。
竹山:
J-GREEN堺は、財団法人日本サッカー協会とともに作り上げた、日本一のサッカー施設であると自負しています。年間3,000以上のサッカー協会所管の試合が開催され、61万人以上が訪れています。2012年はさらに利用者数が増える見込みです。また2012年には、1学年12名の女子中学生が、J-GREEN堺で寮生活を送りながら、未来のなでしこジャパンを目指すJFAアカデミー堺が開校します。
 
J-GREEN堺は、日本代表チームの練習や様々な世代の代表チームの強化合宿など、トップレベルの選手に利用していただく一方で、市民そして大阪府民も気軽にサッカーやフットサルを楽しめる施設でもあります。サッカーだけではなく、ラグビーやラクロス、フライングディスク、サイクルレースにも利用されています。
堺国際ツーデーマーチ
堺国際ツーデーマーチ
 
さらに堺市では、J-GREEN堺を起点としたスポーツ観光にも力を入れています。J-GREEN堺の利用にあわせて、古代・中世・近世以来の歴史を持つ市内のまち歩きや名所史跡の観光も楽しんでいただきたいと考えています。ぜひたくさんの方にゆっくりしていただきたいと思っているので、今後は、滞在型観光にも力を注いでいきたいですね。
渡邉:
実際、どれぐらいの方が市内に宿泊されるのですか?
竹山:
J-GREEN堺で昨年開催された全国大会の例を申し上げますと、出場者の約半数の方が宿泊するに留まっています。JFAアカデミー堺開校に併せて、J-GREEN堺の敷地内に宿泊施設を建設していますから、市内に滞在する方が増えれば嬉しいですね。
 
また、毎年6月上旬の2日間にわたって開催する堺国際ツーデーマーチには、全国から参加者が集まります。世界遺産に暫定登録されている仁徳天皇陵などの古墳群周辺を中心としたウオーキングのほか、物販・飲食ブースの設置やステージイベントなどを開催し、市外から来た方々をもてなしています。市民の方との交流の場にもなっていて、大変好評です。
J-GREEN堺 平成22年度主な利用実績(サッカー)

日本代表練習

4月、9月、12~1月、3月の計4回

日本サッカー協会関連合宿

・ナショナルトレセンU-16(4月)
・ナショナルトレセンU-19(4月)
・JFAエリートプログラム(女子)U-14(7月)

大規模大会

・堺ユースサッカーフェスティバル(全国高等学校183校)(7月)
・西日本医科学生総合体育大会(西日本医科大学44校)(8月)
・在日朝鮮初級学校学生サッカー中央大会(全国朝鮮初級学校87校)(8月)
・中日本インターシティカップ(西日本クラブユース24チーム)(8月)
・全国専門学校サッカー選手権大会(全国専門学校28校)(10月)
・全日本大学女子サッカー選手権大会(全国大学16校)(11月)
・全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会(全国クラブチーム12チーム)(12月)
・なでしこハイスクールカップ(全国高等学校18校)(12月)
・デンソーカップ(大学地域選抜大会8チーム)(3月)

その他大会

・関西学生リーグ
・大阪高校春季サッカー大会(インターハイ大阪府予選)
・堺社会人リーグ戦
・堺市中学校総合体育大会      など

J-GREEN堺 平成22年度主な利用実績(その他種目)

ウオーキング

・堺国際ツーデーマーチ(5月)

ラグビー

・関西ラグビー祭KUBOTA(6月)
・神戸製鋼ラグビーサマーキャンプ(8月)
・タッチラグビー(9月)

ラクロス

・ラクロス女子関西地区選抜強化練習会(6月)
・関西学生ラクロスリーグ戦(女子)(9月、10月)

フライングディスク

・全日本学生アルティメット選手権 西中部予選(8月)
・全日本学生アルティメット選手権 本戦・決勝(9月)
・全日本社会人アルティメット選手権大会 本戦(8月)

サイクルレース

・堺NTC2Hナイターエンデューロ(11月)

総面積35haのスポーツ総合施設 J-GREEN堺

堺市、財団法人日本サッカー協会、社団法人大阪府サッカー協会の協働事業として開設された、堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター、通称J-GREEN堺。天然芝フィールド5面、人工芝フィールド9面、フットサルフィールド8面のほか、スポーツ広場やサイクリングコース、クラブハウスなどを兼ね備えた日本有数のスポーツ施設。2012年には、宿泊施設が完成するほか、全国から公募した女子中学生を対象に、集中したサッカーのトレーニングを実施するJFAアカデミー堺が開校する。クラブハウス内には、サッカー日本代表チームが利用するロッカールームを完備。

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