本文へスキップします。

スポーツの力で日本を元気に! スポーツによるまちづくり

  • 【前半】誰もが「健幸」になるまちに
  • 【後半】多角的にスポーツ振興を支援
多角的にスポーツ振興を支援

部局を超えた連携で健康づくりの環境を整備

細江茂光市長
細江:
スマートウエルネスシティプロジェクトは、元気な高齢者を増やす、という岐阜市にとっての最重要テーマのひとつに、全庁あげて取り組めるところがポイントです。通常、健康増進事業は健康部や福祉部、事業によっては教育委員会が中心です。しかし、スマートウエルネスシティ構想では市民の健康をまちづくりから考えるので、ウオーキングしやすい道路環境などが必要になる訳ですから、岐阜市の場合ですと基盤整備部との連携が必要です。現在市では、歩行者と自転車の分離通行などを実施し、歩行環境の整備を進めています。道の各所にはベンチ等などを設置し、ウオーキングの休憩や市民の憩いの場の提供を予定しています。

また、少し遠出してウオーキングするときや、ゴール地点から自宅へ戻るときには公共交通機関を利用しますから、公共交通を担当する企画部とも協同してプロジェクトを推進します。ソフトだけではなく、ハードの面でも整備が必要なので、健康部、福祉部といった特定の部だけではなく、部局を超えた連携でスマートウエルネスシティを推進しています。
道路整備後のイメージ:岐阜公園前

道路整備後のイメージ:妙照寺
渡邉:
スポーツや健康増進事業には必ず環境整備が関わってきますから、市長がおっしゃるように全庁をあげた経営プロジェクトとして推進するべきだと思います。
細江:
私たちが行っているのは、スポーツ振興にとどまらず、人づくり、まちづくりですから、各地域、環境に必要な改革を進めるべきだと思います。

私は、東京出張した際にもランニングをしているのですが、皇居の近辺などにはランナーのための施設がいくつかあります。その施設のアイデアを岐阜市でも取り入れ、1年間の社会実験として岐阜市柳ケ瀬健康ステーションを開設しました。
 
場所は、市内の繁華街である柳ケ瀬の空き店舗を利用しています。ウオーキングやランニングをする方のために、シャワールームやコインロッカーを完備しているほか、血圧計などを使った健康チェックやノルディックウオーキング、ストレッチ、ヨガなど健康・運動に関する教室を実施するなど、あらゆる年代の方の健康づくり、リフレッシュに利用いただいております。また、近くにレンタサイクルポートも整備しました。

観る・支えるスポーツも充実

FC岐阜交流イベント
細江:
スポーツというのは、するのもいいのですが、観るのもいいんですよ。スポーツを観ることで、感動して心が躍りますから。長年岐阜市にJリーグチームをつくるのが私の夢だったのですが、2001年にFC岐阜が誕生しました。FC岐阜の活躍は、市民共通の話題になり、世代間や地域間の交流を活性化し、まちに活気が生まれます。2011年1月には、3回目となるFC岐阜交流イベントを開催し、約1,000人のファンが集いました。スポーツに触れ、観て、支えることで、市民の暮らしやまち全体が活性化されると思います。
渡邉:
支えるスポーツにはスポーツボランティアの存在が欠かせません。高橋尚子杯ぎふ清流マラソンでは、特徴的なボランティアを募集したとお聞きしました。どのようなボランティアだったのですか?
高橋尚子杯ぎふ清流マラソンで走る細江市長
細江:
高橋尚子杯ぎふ清流マラソンでは、多くのボランティアの支えがありましたが、そのなかでも特徴的なのがハートサポートランナーで、多くの市民がボランティアとして参加してくれました。このハートサポートランナーは、救急車やAEDを持ったスタッフが駆けつけるまでの初期の手当てをサポートするランナーです。登録を希望するランナーの方には救急講習を受けていただきます。実は私は、ハートサポートランナーにお世話になったのです。15km地点あたりで足がつってしまって倒れこんでいたら、ハートサポートランナーがやってきて治してくれました。そのおかげで、ゴールまで走り続けることができました。ハートサポートランナーは、ある程度ランニングに自信がある人を対象としています。市の職員も数名ハートサポートランナーとして出場していました。
渡邉:
笹川スポーツ財団は、東京マラソンの第1回目から3回目まで参画し、10,000人を越えるボランティアのコーディネートを行っていました。第1回目では、志の高いボランティアの方々をいかにまとめて機能させるかが課題でした。ハートサポートランナーは、ランナーとしての経験を発揮できる素晴らしい制度だと思います。
細江:
私が足をつった原因のひとつに、給水所に水が足りなくなったことがあります。当日は非常に天気が良く暑かったにもかかわらず、水を飲みたいと思ったときに水がないんです。スタートからずっと気にはなっていたのですが、どの給水所でもコップになみなみと水が注がれていました。そのため、最後の方になると水が足りないという状況だったのです。頭から水をかぶりたいランナーもいますが、水分補給にはコップ半分で十分です。大会自体が初めての開催でしたし、これからボランティアの方もいろいろ学んで、支えるスポーツがさらに向上していくと思います。
渡邉:
2012年開催のぎふ清流国体に向けて、ボランティア募集を行っていらっしゃいますが募集状況はいかがですか?
細江:
大分集まってきています。今度で、岐阜での国体が2回目になります。スポーツがいかに楽しいか、健康な身体づくりにいかに大切かを知っていただけるよう頑張りたいです。
渡邉:
最後に、今後の展望を教えてください。
細江:
現在、岐阜市スポーツ推進計画の策定を開始しています。2011年8月にスポーツ基本法も施行され、今後10年間のスポーツ推進の方向性や考え方について議論し、誰もが、いつでも、どこでもスポーツを気軽に楽しむことができる生涯スポーツの推進を目指します。
渡邉:
当財団でも同じように、スポーツ基本法の施行を見据え政策提言を発表しましたので、ぜひご参考にしていただきながら、ともに健康で幸福な社会を形成していきたいと思います。
前に戻る

ページの先頭に戻る