Search
国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

知る学ぶ
Knowledge

日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

新卓球(ラージボール)

大きく軽いボールだからラリーが続く! 卓球入門者から経験者まで楽しめる

歴史と沿革

日本卓球協会が研究し1988年に新卓球として生まれた競技です。仕様の研究にあたっては、日本卓球株式会社の協力により、さまざまな大きさ・重さ・色のサンプルボールが提供され、最大直径50mmのボールまでテストしました。最終決定のテストには元世界チャンピオンや元全日本チャンピオンなどトップレベルにあった元選手が集まり、何時間もかけて最も楽しめたボールを選びました。

研究の発端は、全国会議で「卓球を始めた子どもたちが、簡単にラリーが続かないので飽きてやめてしまうケースがある。なんとかならないか。」といった声があがったことでした。そのため、「幼児から高齢者まで初めて卓球に触れる方がすぐに楽しめるボール」として開発されました。とはいえ、元チャンピオンたちがボールを選び抜いたためか、ベテラン選手や高齢者にも好評。新卓球(ラージボール)は、通称で「ラージボール」「ラージボール卓球」と呼ばれ、単独で愛好する人も急増しています。

試合方法やルールは既存の卓球とほぼ同じですが、卓球初心者にも卓球の魅力が充分に感じられるよう用具やルールが開発されています。使用するボールが卓球よりも大きく軽いのでスピードも回転数も遅く、ラケットに当てるのが容易で、気軽に卓球のおもしろさを味わうことができます。

全国大会をはじめとする数多くの大会が全国各地で開催されています。

競技方法

  • 1対1(シングルス)、または2対2(ダブルス)で行われる。
  • 1ゲーム11点先取。3ゲームマッチで先に2ゲームを取ると勝ち。
  • サービスは2本交代。得点が10対10になった場合は、サービスが1本交代になり、先に2ポイントリードした方が勝ちとなる。さらに12対12になった場合は、先に13点目を取った方が勝ちとする。

ルール

ルールの詳細は、日本卓球協会発行の『日本卓球ルール2011』を参照ください。

道具、コートなどの説明

  • ボールの直径:44mm(通常の卓球に使われるボールより直径が4mm大きい)
  • ボールの重さ:2.2~2.4g(通常の卓球のボールより0.35g軽い)
  • ネットの高さ:17.25cm(通常の卓球のネットより2cm高い)
  • テーブル:通常の卓球と同じ
  • ラケット:表面に貼られるラバーは粒高でない表ソフトラバーに限られる。

    ※「表ソフトラバー」とは、スポンジの上にゴムが貼られていて、そのゴムの表面に粒状の突起が並んでいるもの。

(写真提供:『ニッタクニュース』誌)

お問い合わせ先

公益財団法人 日本卓球協会
〒150-8050 東京都渋谷区神南1-1-1
TEL:03-3481-2371 FAX:03-3481-2373