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国際情報
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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

セミナー「子供のスポーツ」

全国23大学56チーム280人の大学3年生によるスポーツ政策学生会議
 「Sport Policy for Japan2018」を開催

10月27日、28日に日本のスポーツ政策や諸課題に問題意識をもつ大学3年生を対象とした、政策提言発表大会「Sport Policy for Japan2018」(SPJ2018)を開催いたしました。参加チームは、口頭発表を行い、事前提出された提言要旨と合わせ、厳正なる審査の結果、最優秀賞、優秀賞・特別賞が選出・表彰されました。

最優秀賞 明治大学 澤井ゼミナールB
「キャリスタ同窓会~同窓会は地方とJクラブを救うか?~」

選考理由:地方自治体が抱える社会課題や地方Jクラブが持つ問題を解決する実効性の高さを評価

審査員 玉木正之氏と最優秀賞受賞の澤井ゼミナールB

審査員 玉木正之氏と最優秀賞受賞の澤井ゼミナールB

■審査員 玉木正之氏(スポーツライター)コメント

本SPJには、大会初年度の2011年から審査員として関わっていますが、年を重ねるごとに学生たちの提言のまとめ方がますます向上していると感じます。今回、最優秀賞に輝いた明治大学の提言は、地方自治体が抱える人口流出などの社会課題や地方Jクラブが持つ観戦者数の減少などを解決する実効性の高さが評価されました。

日頃、スポーツを学ぶ大学3年生がスポーツのもつ価値や社会に与える影響力などについて考えを巡らせ、提言という形にまとめる機会は非常に貴重であり、大事にしてもらいたいと思います。個人的には、提言内容やプレゼン技術が洗練されることを歓迎する一方、大学生ならではの大胆な発想や、ブレイクスルーの可能性を秘めたアイディアをもっと見たいという気持ちも強いです。今後も継続的に関わりながら、そうした点での成長にも期待したいと思います。

プレゼンテーションの様子

プレゼンテーションの様子 (立教大学 松尾ゼミナールA班)

Sport Policy for Japan2018 受賞チーム
大学名チーム名タイトル概要
最優秀賞明治
大学
澤井ゼミナールBキャリスタ同窓会
~同窓会は地方とJクラブを救うか?~
Jリーグの試合に、同窓会と就職活動イベントを組み合わせ、地方自治体が抱える人口流出などの社会課題を解決する
優秀賞亜細亜
大学
石黒ゼミA母親のスポーツ実施率向上を目指して
~保育園の休園日を活用した新規事業の提案~
幼児期以下の子どもを持つ母親に向けたスポーツ活動を促進する新規事業を提案する
静岡産業大学香村ゼミナール中学生の運動習慣改善のために
~レクリエーション志向の運動部活動
普及に向けて~
レクリエーション志向の部活の課題や運営上の工夫を整理、今後、同志向の部活が普及を目指す政策を提言
東海
大学
秋吉ゼミ非行少年をスポーツで救え!
― 総合型地域スポーツクラブを活用
した政策―
非行少年の再非行を防止するため、スポーツ通じ地域住民とのふれあいを取り入れた政策を提言
立教
大学
松尾ゼミナール
A班
特別支援学校における肢体不自由児への「みる」スポーツ支援の確立
~「みるパラ!」プロジェクト~
肢体不自由児を対象に障害者スポーツに参画するきっかけとしての「みる」スポーツを促す支援策の提言
立教
大学
松尾ゼミB班働く未婚女性のスポーツ実施率向上に
むけた「ゆずプロジェクト」
-ウエルネスの観点から-
働く未婚女性をターゲットに「スポーツ実施」「働き方改革」「婦人系疾患の予防」の側面から、提言を行う
特別賞大阪体育大学冨山ゼミ
Aチーム
キャラクターマーケティングを活用した
子どものスポーツ実施率の向上施策
ご当地ヒーロー、キャラクターを通じて、子どもたちにスポーツに関心をもってもらう企画を提案する
神奈川
大学
大竹ゼミナール
チームJ
スポーツ界におけるLGBTフレンドリーの実現をめざして
―東京2020のレガシーとして何を残すか―
スポーツ界からLGBTフレンドリーの実現を社会に発信し、世の中の意識改革を目指す
県立広島大学和田ゼミサンフレツーリズム
~タイ人向けサッカー観戦&広島堪能
ツアーの提案~
タイ人向けのサッカー観戦と広島観光を堪能できるツアーコンテンツの企画・提案
東海
大学
大津ゼミ社会人に向けた運動促進政策
―ウォーキングに新たな価値を―
スポーツと環境問題の繋がりを意識させ、運動実施率の向上を目的とした「ながら発電」の提案
一橋
大学
岡本ゼミ
チームI
「マイナースポーツの聖地」創出による
地域活性化
?香川県多度津町をモデルケースとして?
マイナースポーツを活用することで地方の交流人口を増やし、地域の活性化を促す政策を提案
早稲田
大学
間野義之ゼミスポーツを通じた国際理解教育
―エスニックスポーツの教材化に関する
提言―
スポーツを用いた異文化受容プログラムをデザインし、国際理解教育を促す政策を提言