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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

セミナー「子供のスポーツ」

カンガクリケット

野球に似たクリケットを、もっと手軽に安全に楽しめる、“軟式クリケット

カンガクリケットの歴史・発祥

カンガクリケットはオーストラリア発祥のスポーツで、イギリス発祥で、競技人口が世界各国で非常に多いクリケットの簡易版として考案された。オーストラリアでは、100万人以上の愛好者がいるといわれるほど人気の人気のスポーツた。クリケットをよりシンプルに、野球に似て「打つ、投げる、守る」を基本とし、攻守に分かれ得点を競い合いスポーツである。いつでもどこでも誰にでも、そして何人でも、手軽に安全にクリケットのおもしろさを楽しめるように作られたスポーツだ。安全性が高く手軽にできる点が人気の秘訣とも言える。

多数に国に広まったカンガクリケットは、各国によって呼び名が異なる。オーストラリア・アメリカ・カナダなどではカンガボール、イギリスではヤングライオンクリケット、ニュージーランドではクイッククリケット、日本・オランダ・西インド諸島ではカンガクリケットと呼ばれ、クリケットの簡易版として世界各国で親しまれている。

日本国内ではクリケットの普及としてカンガクリケットを導入しており、NPO法人日本クリケット協会(現:一般社団法人 日本クリケット協会)やレクリエーショナルクリケット協会が、全国的な普及活動を重ねている。また年に1度、U12(12歳以下)とU9(9歳以下)の全国大会がそれぞれ開催され、子どもたちへの普及促進活動も積極的に行いながら競技性を高めている。

カンガクリケットの概要

特色としては用具がソフトな材質を使用しているので安全であること、屋内外を問わずに行えること、ボウラー(投手)やバッターは規定の投球数が決められているので、全員が平等に参加し、プレイを楽しめることが挙げられる。本格的なクリケットに進むためのステップとして、U12やU9の全国大会でもカンガクリケットが導入されている。

カンガクリケットのルール

大きな特徴として、人数や場所に合わせ臨機応変にルールを変更できる、ということがある。
全員が投球とバッティングができるようルールが工夫されているので、チーム全員が平等に参加し活躍することができる。プレイエリアも通常のクリケットよりも小さいので、子どもたちや高齢者、初心者でも楽しくプレイできる。

カンガクリケットのコート・用具

【コート】
■ピッチ
投球や打撃を行うプレイゾーンで、2つのウィケットで16m~20mに仕切られている。
■【バウンダリーライン】
人数や広さに応じて、20~40mの間で設定する。

カンガクリケットのコート・用具

【用具】
■バット
合成樹脂製で、船の櫂のような形のもの。
■ボール
軟質プラスティック(ゴム)製などの軟かいもの。
■ウィケット
ベース(台)の上に、合成樹脂製の3本の柱を立てたもの。
■コーン
バウンダリーラインの目印に使用する。

カンガクリケットのコート・用具

公式サイト

一般社団法人 日本クリケット協会