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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

知る学ぶ
Knowledge

日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

セミナー「子供のスポーツ」

キャンプ

誰もが自然と仲良くなれる野外活動のスタンダード

歴史と沿革

キャンプ設営の様子

「キャンプ(CAMP)」の語源はラテン語の「キャンパス(campus)」で、もともと「平らな」という意味を表したそうです。その昔、平らなところに砦のようなものを築き、そこに兵隊を置いて訓練を行いました。その後、「共に生活しながら、兵隊を訓練するところ」をキャンプと呼ぶようになり、さらに転じて「仲間と共同生活をする」という意味になったと言われています。現在では、自然環境の中で宿泊したり活動したりすることをキャンプと呼んでいます。

キャンプには、家族や仲間同士で楽しむレクリエーショナルなキャンプと、何らかの狙いや目的を達成するための手段として行うキャンプとがあります。後者のキャンプのように、ある目的を達成するために組織化されたキャンプは「組織キャンプ(オーガナイズドキャンプ)」、または「教育キャンプ」と呼ばれています。

キャンプの効果や特長

キャンプ中の様子

キャンプには、日常生活で不足しがちなさまざまな直接体験の機会がたくさんあります。そして、キャンプで出会うさまざまな困難や課題を解決していく中で、おのずと自分自身と向き合うことになります。その結果、キャンプ活動の中から得られた学びや気づき、体験や技術が、個人の生きる力や課題解決能力などに大きな影響と効果をもたらすことになります。

キャンプは誰でも体験できます。家族や仲間同士、学校や団体、社会教育や生涯学習、医療、福祉の場など、さまざまな集団を対象に、幼児から高齢者まで年齢を問わず、趣向やコンディションに合わせて活動プログラムを作ることができる点がキャンプの特長です。また、湖のほとりや高原、海や川というように、場所によってもいろいろなタイプのキャンプを楽しむことができます。さらに、新しいやり方や楽しみ方を自分自身で考え、活動をアレンジしていくこともキャンプの醍醐味の一つです。

基本的な服装

季節をはじめ、地域の気候や活動内容、もしもの時に備え、しっかりと準備することが大切です。

  • 通常スタイル

肌の露出を避けることは、虫さされ対策にもなります。暑い日中は、半そで・半ズボンでもかまいませんが、夕方、虫が多くなる頃は要注意!

通常スタイルの服装
  • ハイキングスタイル

ハイキングの靴は、カットの高さ、底の厚み、重さなどを調整することで、足を守り体の疲れを軽減してくれます。まずお店の人に相談しよう!

ハイキングスタイルの服装
  • 水辺スタイル

裸足やサンダルは危険! プールとは違って、川の底には、水面から見えない岩やガラス、危険な生き物もいるかもしれません。

水辺スタイルの服装
  • その他
    防寒着/雨具
    *選び方など詳しい情報はこちらをご参照ください。

個人装備

普段の生活とは違う場で過ごすキャンプでは、その環境に合わせ持ちものに工夫が必要です。基本的な個人装備のリストを参考にして、さらに自分に必要なものを加えてください。

サック サブサック 水筒 サバイバルナイフ ヘッドランプ
  • 持ちものリスト
品物

用途・備考
ザック 1 全体の荷物を入れる。宿舎泊であればボストンバッグやスポーツバッグで可
サブザック 1 移動のときに必要なものだけ入れる。15L~25L程度のもの
上着 少し肌寒いときに羽織るための動きやすいもの。必要に応じた枚数
ズボン 1 乾きが早くて動きやすいもの。ジーパンは不可。必要に応じた枚数
スウェットパンツ 1 夜寝るときに履くもの(活動以外に履く)
シャツ(長袖・半そで) 適当 長袖は夏場でも必要
下着 日数分
靴下 日数分 長さがある方がよい。1組くらい余分があると安心
帽子 1 日差しを遮るつばのあるもの。サンバイザーは不可
防寒着(フリース・セーター等) 1 夜間の寒さをしのぎます
替え靴 1 雨のときなど便利
雨具(カッパ) 1 セパレートタイプの丈夫で動きやすいもの。防水性のよいもの
軍手(革手袋) 1~2 炊事や刃物を使うときなどいろいろな場面で役立つ。革手袋がおすすめ
水筒 適当 1リットル程度の軽いもの。ペットボトルでもOK
ビニール袋 1 スーパーの袋、45リットルのゴミ袋、ジッパー付きの袋などバリエーションがあると便利
ナイフ 1 自分に合った使いやすいもの
ヘッドランプ 1 夜間の活動に。LEDがおすすめ
予備電池・電球 適当
ライターかマッチ 1 濡れないように密封できるビニール袋に入れておくと安心
新聞紙 朝刊
1日分
焚きつけや靴の乾燥など。その他様々な用途に便利
食器セット 1 平皿、お椀、はし、スプーン。レンタルするなら不要
防虫剤 1 環境にあわせて
タオル 適当 必要に応じた枚数
洗面用具 1 コンパクトなものがよい
ポケットティッシュ 1 場合によってはトイレットペーパー
ファーストエイド
(救急薬品)
1 持病薬など自分で必要なものも
筆記用具・メモ帳 1
健康保険証 1 コピーでも可(不可のところもあるので確認を)
  • あると便利なもの
    ウエストポーチ/折りたたみ傘/ビニール袋/その他
    *より詳しい情報はこちらをご参照ください。

ルール/マナー

キャンプ中の様子2
  • キャンプは管理された場所で行うようにしましょう。
  • 法令やルールを守り、事故のない安全なキャンプを楽しみましょう。
  • 自然環境に配慮しましょう。
  • 他のキャンパーの迷惑にならないように気をつけましょう。
  • 道具や火気の扱いに十分に注意しましょう。

キャンプ場

全国のキャンプ場は、日本キャンプ協会の検索ページから検索できます。

キャンプを企画する際の注意事項

最も重要なのは「安全に配慮すること」です。万が一に備え、「必ず保険に加入すること」も大切です。

『リスクマネージメントのてびき』(社団法人 日本キャンプ協会編)には、安全なキャンプの実施について基礎的な対策がまとめられています。

お問い合わせ先

社団法人 日本キャンプ協会

社団法人 日本キャンプ協会
〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1 国立オリンピック記念青少年総合センター内
TEL:03-3469-0217 FAX:03-3469-0504