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青少年のスポーツライフ・データ2015

笹川スポーツ財団では、2015年6月~7月にかけて、10~19歳の青少年を対象とした『10代のスポーツライフに関する調査』を実施しました。
本調査は、2001年、2005年、2009年、2011年、2013年と実施し、今回は6回目の調査となります。
最新の結果の中からポイントをご紹介します。

調査結果

1. 運動・スポーツ実施状況

運動・スポーツ実施頻度は、およそ3人に1人が週7回以上、7~8人に1人が非実施者。

運動・スポーツ実施率では非実施が13.2%、週7回以上が35.5%であった。非実施者は7~8人に1人、週7回以上は3人に1人程度で推移している。

【図1】運動・スポーツ実施頻度の年次推移(頻度分類別)
資料:笹川スポーツ財団「10代のスポーツライフに関する調査」2015(P.39【図1-2】)

2. 「よく行った」運動・スポーツの種目

過去1年間に「よく行った」運動・スポーツ種目で、男子では初めて「野球」が3位に後退。

過去1年間に「よく行った」運動・スポーツ種目を性別にみると、男子は1位「サッカー」44.0%、2位「バスケットボール」27.3%、3位「野球」23.0%となり、年1回以上実施と同様、「野球」が初めて3位となった。4~9歳から実施率の高い「サッカー」 との差が10代になって現れていると考えられる。

【表1】過去1年間に「よく行った」運動・スポーツ種目の年次推移(性別:複数回答)
男子
2011年(n=888) 2013年(n=886) 2015年(n=779)
順位 実施種目 実施率
(%)
順位 実施種目 実施率
(%)
順位 実施種目 実施率
(%)
1 サッカー 40.9 1 サッカー 45.4 1 サッカー 44.0
2 野球 27.6 2 野球 25.8 2 バスケットボール 27.3
3 バスケットボール 24.3 3 バスケットボール 24.9 3 野球 23.0
4 ジョギング・ランニング 17.7 4 ジョギング・ランニング 20.5 4 ジョギング・ランニング 17.7
5 水泳(スイミング) 15.1 5 おにごっこ 19.1 ドッジボール 17.7
6 筋力トレーニング 14.8 6 水泳(スイミング) 18.4 6 おにごっこ 16.3
7 卓球 11.7 ドッジボール 18.4 7 卓球 15.5
8 ボウリング 10.7 8 筋力トレーニング 15.8 8 筋力トレーニング 15.4
9 ドッジボール 10.5 9 卓球 13.4 9 水泳(スイミング) 14.4
10 キャッチボール 10.0 10 キャッチボール 12.2 10 バドミントン 12.6
女子
2011年(n=780) 2013年(n=722) 2015年(n=707)
順位 実施種目 実施率
(%)
順位 実施種目 実施率
(%)
順位 実施種目 実施率
(%)
1 バドミントン 19.4 1 おにごっこ 24.0 1 バドミントン 24.5
2 バスケットボール 17.6 2 バドミントン 23.1 2 おにごっこ 23.5
3 おにごっこ 17.3 3 バレーボール 19.8 3 バレーボール 20.8
4 水泳(スイミング) 17.2 4 なわとび(長なわとびを含む) 18.6 4 バスケットボール 19.1
5 ジョギング・ランニング 16.3 5 ジョギング・ランニング 17.7 5 ジョギング・ランニング 17.4
6 バレーボール 15.5 6 バスケットボール 17.2 6 なわとび(長なわとびを含む) 17.0
7 なわとび(長なわとびを含む) 15.3 7 水泳(スイミング) 15.5 7 ドッジボール 16.5
8 ウォーキング 13.5 ドッジボール 15.5 8 水泳(スイミング) 14.7
9 筋力トレーニング 11.8 9 筋力トレーニング 14.3 9 筋力トレーニング 12.7
10 ドッジボール 10.3 10 ウォーキング 12.3 10 ウォーキング 12.6
ぶらんこ 12.3

資料:笹川スポーツ財団「10代のスポーツライフに関する調査」2015(p.47【表1-8】)

3. メディアの利用状況

運動・スポーツ実施レベルが低いほどメディア(テレビ、PC、スマホ等)の利用時間が長い。

平日における学校の授業や仕事以外でのテレビ視聴やパソコン、ゲーム、スマートフォンなどの日あたりのメディアの利用状況(平日2時間未満)と「運動・スポーツ実施レベル」をみると、「レベ ル0」が29.2%、「レベル」が39.1%、「レベル2」が45.5%、「レベル3」が54.2%、「レベル4」が48.7%となり、運動・スポーツ実施のレベルが低いほどメディアの利用時間が長い状況がうかがえる。

平日のメディアの利用状況(レベル別)

【図2】 平日のメディアの利用状況(運動・スポーツ実施レベル別)
注)学校の授業や仕事以外のテレビ・ビデオ・DVDの視聴、パソコン、ゲーム(テレビ、パソコン、携帯式のゲーム機、携帯電話のゲーム、自宅、友人宅、ゲームセンターでのゲームを含む)、スマートフォンを含む1日あたりの利用時間
資料:笹川スポーツ財団「10代のスポーツライフに関する調査」2015(P.96【図8-4】)

レベル 基準
レベル0 非実施(0回/年間)
レベル1 年1回以上週1回未満(1~51回/年)
レベル2 週1回以上週5回未満(52~259回/年)
レベル3 週5回以上(260回以上/年)
レベル4 週5回以上、1回120分以上、運動強度「ややきつい」以上

4. スポーツボランティアの実施状況

スポーツボランティアの実施率は過去最高に。

過去1年間に運動・スポーツ活動の手伝いや世話など、スポーツ活動を支えるボランティア活動(スポーツボランティア)を行ったことがあるかをたずねたところ、「ある」と回答した者は15.0%であり、10代のスポーツボランティア人口は178万人と推計できる。過去10年の推移をみると、13%前後で推移してきたスポーツボランティア実施率が、今回調査では過去最高の15%に達した。

スポーツボランティア実施率の年次推移(全体)

【図3】スポーツボランティア実施率の年次推移
資料:笹川スポーツ財団「10代のスポーツライフに関する調査」2015(p.76【図5-1】)


10代のスポーツライフに関する調査2015概要

調査対象
  1. 母集団;全国の市町村に在住する10歳代(10歳~19歳)
    (1995年4月2日から2005年4月1日までに生まれた人)
  2. 標本数;3,000人
  3. 地点数;市部181地点、郡部19地点、計200地点
  4. 抽出方法;層化二段無作為抽出法
調査時期
2015年6月27日~7月31日
調査方法
訪問留置法による質問紙調査
訪問留置法とは、調査員が回答者宅を訪問して調査票を配布し、一定期間内に回答を記入してもらい、調査員が再度訪問して調査票を回収する方法のこと。
調査内容

◆青少年対象

  1. 運動・スポーツ実施状況:
    運動・スポーツ実施、過去1年間に1回以上実施した種目、過去1年間でよく行った種目(主な5種目)、実施頻度、実施時間、運動強度、同伴者、スポーツ指導者、スポーツクラブ・運動部での実施
  2. 運動・スポーツ施設:
    利用施設・場所
  3. スポーツクラブ・運動部:
    スポーツクラブ・運動部の加入状況、加入クラブ・運動部の種類、加入しているスポーツクラブ・運動部の楽しさ
  4. スポーツ観戦:
    直接観戦、直接観戦したスポーツ、今後直接観戦したいスポーツ、テレビ観戦、テレビ観戦したスポーツ、今後テレビで観戦したいスポーツ
  5. 好きなスポーツ選手:
    好きなスポーツ選手名(種目)
  6. スポーツボランティア:
    動状況、活動の内容、活動のきっかけ、活動の楽しさ、今後の活動希望
  7. 習いごと:
    習いごとの実施状況、習いごとの種目、習いごとを始めた年齢
  8. 運動・スポーツへの態度:
    運動・スポーツの好き嫌い、今後行いたい運動・スポーツ種目
  9. オリンピック・パラリンピック:
    オリンピック・パラリンピックに関するイメージ、直接観戦希望、ボランティア活動希望
  10. 生活習慣・健康:
    運動不足感、主観的健康感、朝食の摂取(平日)、就寝時刻・起床時刻(平日・休日)、1日あたりのメディア利用時間(平日・休日)、通学・通勤方法
  11. 個人属性:
    年齢、性別、学年、身長、体重

◆保護者対象

  1. 運動・スポーツ実施状況:
    実施頻度、子どもと一緒に運動・スポーツをする頻度、保護者のスポーツ活動歴
  2. 運動・スポーツ、運動あそびに対する意識や態度:
    子どもの運動・スポーツの試合や練習をみに行くか、保護者のスポーツボランティア実施状況、保護者の直接スポーツ観戦状況
  3. 生活習慣:
    就寝時刻・起床時刻(平日・休日)
  4. 個人属性:
    保護者の続柄、職業、同居家族、世帯年収
回収結果
有効回収数(率),712(57.1%)

『青少年のスポーツライフ・データ2015』

仕様
A4判/200ページ
価格
2,000円+消費税
発行
2015年12月31日
データの使用申請

最新の調査をはじめ、過去のスポーツライフ・データのローデータ(クロス集計結果を含む)を提供しています。

活用例

  1. 政策立案:所属自治体と全国の比較や調査設計に活用(年齢や性別、地域ごとの特徴をの把握)
  2. 研究:研究の導入部分の資料や仮説を立てる際に活用(現状の把握、問題提起、仮説、序論)
  3. ビジネス:商品企画や営業の場面で活用(市場調査、データの裏付け、潜在的なニーズの発見)
テーマ

スポーツライフ・データ

キーワード
年度

2015年度

担当研究者