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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

知る学ぶ
Knowledge

日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

セミナー「子供のスポーツ」

施設で行われる人気の障害者スポーツ競技種目は?

笹川スポーツ財団では2010年から「障害者専用・優先スポーツ施設に関する研究」を実施しています。最新調査では、国内には150の障害者専用・優先スポーツ施設があることが分かりました。その中で、障害者専用・優先スポーツ施設の実施事業も調査。

施設で実施されている「障害者スポーツ教室」「障害者スポーツ大会・イベント」「巡回スポーツ教室(出張教室)」から、人気の障害者スポーツ競技種目ランキング・上位10位を紹介します。卓球やボッチャ、健康体操・健康ヨーガが人気となっています。

障害者スポーツ教室の実施種目ランキング

障害者専用・優先スポーツ施設における障害者スポーツ教室の実施種目をみると、1位は「卓球」で63.6%と最も多く、2位「ボッチャ」(61.0%)・「健康体操・健康ヨーガ」(61.0%)、4位「水泳・水中運動」(51.9%)、5位「軽スポーツ」(44.2%)となっています。2018年度調査と比べると、「卓球」「健康体操・健康ヨーガ」「水泳・水中運動」を実施する施設が増加していることが分かります。

障害者専用・優先スポーツにおける障害者スポーツ教室の実施種目

障害者専用・優先スポーツにおける障害者スポーツ教室の実施種目

種目別スポーツ大会やイベントの実施ランキング

障害者専用・優先スポーツ施設における種目別スポーツ大会やイベントの実施ランキングでは、1位は「ボッチャ」(68.1%)でした。以下、2位「卓球」(58.3%)、3位「水泳」(33.3%)、4位「アーチェリー」(23.6%)、5位「車いすバスケットボール」(20.8%)となっています。2018年度調査と比較すると、「卓球」「水泳」「アーチェリー」など多くの種目で減少しましたが、「ボッチャ」が大きく増加しています。東京2020パラリンピックでの日本の活躍が影響していると考えられます。

障害者専用・優先スポーツ施設における種目別スポーツ大会やイベントの実施内容

障害者専用・優先スポーツ施設における種目別スポーツ大会やイベントの実施内容

巡回スポーツ教室(出張教室)の実施ランキング

障害者専用・優先スポーツ施設における巡回スポーツ教室(出張教室)の種目別スポーツ教室の実施内容についてみると、1位「ボッチャ」72.4%で、2位「軽スポーツ」(51.7%)、3位「車いすバスケットボール」「健康体操・健康ヨーガ」(37.9%)というランキングとなりました。2018年度調査と比べると、「ボッチャ」「車いすバスケットボール」では増加、「軽スポーツ」「健康体操・健康ヨーガ」「水泳・水中運動」等で減少しています。

障害者専用・優先スポーツ施設における巡回スポーツ教室(出張教室)の実施内容

障害者専用・優先スポーツ施設における巡回スポーツ教室(出張教室)の実施内容


障害児・者の運動・スポーツの日常化に向けた調査研究

笹川スポーツ財団 障害者スポーツの調査・研究

笹川スポーツ財団では、「障害児・者の運動・スポーツの日常化」に向けて、国内の障害者スポーツ環境の調査・研究を行っています。また、障害者スポーツを推進する外部団体と共同実践研究も実施(東京都障害者スポーツ協会や大分県障がい者スポーツ協会)。日頃の調査、実践研究から得た結果を、政策提言として発表しています。