本文へスキップします。
詳細はこちら
過去1年間に行った運動・スポーツ上位3種目の実施頻度に基づき年間の実施頻度をみたところ、2009年調査と同様に休み時間や降園後・放課後に運動・スポーツをまったく行わない4~9歳の子どもが約5%存在することが示されました。この数値は、4~9歳の人口※から推計人口を算出すると、およそ32万人にものぼります。幼稚園や保育園の年中から小学校3年生に相当する幼少年期において、そのような子どもが存在している実態が明らかとなりました。
※4~9歳の人口:6,833,614人 (平成22年3月31日現在の住民基本台帳による。ただし、4歳の人口のみ国勢調査における各市区町村の4歳人口の構成比を用いた推計である。)
資料:笹川スポーツ財団「4~9歳のスポーツライフに関する調査」2012
親子で一緒に運動・スポーツをする頻度を子どもの年齢別にみると、4歳では、50.7%が1週間に1回以上親子で定期的にしていると回答しているのに対し、9歳では27.1%と、子どもの年齢が高くなるにつれて親子で実施する割合が減少していることが示されました。また、4歳から6歳の幼児期の子どもをもつ保護者のうち、「まったくしない」が約13%、「年数回から1週間未満」が約4割にのぼることが明らかとなりました。
親子での運動・スポーツ実施と子ども自身の運動・スポーツ頻度の関係をみると、親子で一緒に定期的に運動・スポーツを実施している子どもの場合、子ども自身の運動・スポーツ実施状況は、非実施群2.8%、高頻度群41.9%でした。一方、親子で一緒に運動・スポーツを行っていない場合、子ども自身の運動・スポーツ実施状況は、非実施群13.6%、高頻度群31.1%となっています。
つまり、保護者と一緒に運動・スポーツを実施している子どもほど、自身の運動・スポーツ実施頻度も相対的に高くなっていることがわかります。このように、親子での運動・スポーツ実施は、子ども自身の運動・スポーツ実施と深く関わっている状況がうかがえます。
最新の調査をはじめ、過去のスポーツライフ・データの元データを提供しています。
全国の18歳以上のスポーツライフについて調査しました。
全国の4~21歳のスポーツライフについて調査しました。
Vol.1「青少年のスポーツニーズと運動部活動」-運動部活動の志向性からみる青少年の運動・スポーツ活動状況-
Vol.2「なぜ、野球部の練習は長いのか?」ー 他の運動部との比較と野球部員の部活に対する不満から読み解くー
Vol.3 「スポーツライフ・データとは?」ー 調査の概要と特徴ー
Vol.4 習いごと・スポーツクラブ活動状況からみる幼少年期の子どもの運動・スポーツ -「指導する」から「一緒に遊ぶ」活動へ- NEW
ページの先頭に戻る