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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

知る学ぶ
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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

セミナー「子供のスポーツ」

オリンピック・パラリンピック関連施設訪問レポート「パナソニックセンター東京」

~2020年の、その先に~
パナソニックセンター東京

パナソニックセンター東京は、先端技術を持ち、人の暮らしを第一に考えるパナソニックが未来の世界のあり方を提示する場です。また、同企業は、オリンピックにおける最高レベルのスポンサー、TOP(The Olympic Partner)として1988年以来、オリンピックをサポートしているほか、パラリンピックについても2020年までの最高位パートナー契約を締結しています。

そうした運びで、パナソニックセンター東京では、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて2017年に1階をリニューアルし、「スポーツ」・「文化」・「教育」の3つを軸に体験スペースやワークショップを展開しています。なかでも、スポーツや教育のフロアでは、オリンピック・パラリンピックへの理解を深められるプログラムが多数用意されています。

パナソニックセンター東京1階のコンセプトを支える3つの柱、「スポーツ」、「文化」、「教育」

パナソニックセンター東京1階のコンセプトを支える3つの柱、「スポーツ」、「文化」、「教育」

スポーツフロアでは、五輪競技の見どころや歴史などを知ることができる展示に加え、競技を体感できる仕掛けがいくつも用意されています。パナソニックのAV機器ソリューションとコンテンツを融合させ、2020年より新たに五輪競技に追加されるサーフィンやスケートボード、クライミングなどを体験することができます。設置されているサーフボードに乗ると映像が投影されるようになっています。
また、陸上男子100mの世界記録保持者であるウサイン・ボルト選手の走行時歩幅が床面にプリントされており、自分の歩幅と比べられるようになっているなど、さまざまな工夫が凝らされています。

プロジェクター技術を用いたサーフィン体験コーナー

プロジェクター技術を用いたサーフィン体験コーナー

もはや跳んでいるかのようなウサイン・ボルト選手の走行時歩幅は2.75mにもなる。

もはや跳んでいるかのようなウサイン・ボルト選手の走行時歩幅は2.75mにもなる。

「教育」は、オリンピック・パラリンピックの歴史や意義、国際親善および世界平和に果たす役割を知ってもらうこと、ならびに、世界の国々の文化や歴史を学び国際理解を深めてもらうことを目的に、「アクティブ ラーニング キャンプ(Active Learning Camp)」と呼ばれるエリアで行われています。「オリエンテーション」、「多様性マップ」、「Trivia Board」といった、読んだり見たりして知識を増やす展示も用意されていますが、加えて能動的な学びを促す設備が充実した空間となっています。2020年に向けての抱負や目標を言葉にして残す「Go to 2020 ~一人ひとりのチャレンジ~」や障害者スポーツに使われる道具(実物)を間近で見られる「Tool Garage」などの参加・体感コーナーに加え、自ら調べて学ぶ喜びを感じられる「アクティブラーニング・ツリー」や「Curious Library」があり、子どもも大人も楽しめます。

アクティブ ラーニング キャンプ(Active Learning Camp)の全景。

アクティブ ラーニング キャンプ(Active Learning Camp)の全景。中央がアクティブラーニング・ツリー。その周囲がCurious Library。後方には、多様性マップ、Trivia Boardなどがある。

「アクティブ ラーニング キャンプ」は「ワークショップガーデン」と呼ばれるスペースも擁しており、こちらはその名の通り、主にワークショップの開催に使われます。オリンピックの選手、パラリンピックの選手、ボランティアなど、オリンピック・パラリンピックに携わった方々や、オリンピック・パラリンピック教育の有識者の方々を招き、トークセッションやパネルディスカッションなど、さまざまなプログラムを展開しています。プログラムは主に小学生~高校生を対象としていますが、教員向けのものもあり、いずれも参加者が、スポーツが感動で人々をつなげることを知り、スポーツの文化的側面をいっそう大切にすること、オリンピックのあり方を考えるなかで、持続可能な開発のかたちをより具体的に思い描くこと、あらゆる人々が楽しめるスポーツについて学ぶなかで、ダイバーシティの理念を共有することを目指しています。

Go to 2020 ~一人ひとりのチャレンジ~。2020年に向けての抱負や目標を書き残すことができる。

Go to 2020 ~一人ひとりのチャレンジ~ 2020年に向けての抱負や目標を書き残すことができる。

ワークショップガーデン

ワークショップガーデン

オリンピック・パラリンピックの楽しみを倍増させてくれると同時に、あらゆる人が楽しめる未来の社会の姿を考える材料も与えてくれるこの場所で、ともに動き、ともに生きることの価値を、ときに童心に帰りつつ体感してみませんか?

パナソニックセンター東京1階のコンセプトを支える3つの柱、「スポーツ」、「文化」、「教育」

【施設概要】

開館時間:10:00~18:00(3階の最終入場は17:00まで)

休館日:月曜日、年末年始
※ 都合により営業時間の変更や、臨時休館あり
※ リスーピア(理数系分野の魅力を体感できるコーナー)の休館日は、パナソニックセンター東京の休館日と同一

公式HP:パナソニックセンター 東京 https://www.panasonic.com/jp/corporate/center/tokyo.html

所在地:東京都江東区有明3丁目5番1号

アクセス:りんかい線「国際展示場駅」徒歩2分 新交通ゆりかもめ「有明駅」徒歩3分

電話:代表: 03-3599-2600(受付: 火曜日~日曜日 10:00~18:00)
学校教育団体専用: 050-3380-8000(受付: 火曜日~土曜日 10:00~18:00)

料金:無料
※ リスーピアの3階ディスカバリーフィールドのみ大人500円
※ 高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方は無料、障がい者手帳をお持ちの方1名につき、付き添いの方1名が無料

スポーツ歴史の検証