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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

知る学ぶ
Knowledge

日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

無料セミナー「子どものスポーツ離れを食い止める -保護者の負担がない少年野球チーム作りから学ぶ-」

第3回 ・誰が子どものスポーツをささえるのか?

父母会もお茶当番も”なし”―。なぜ保護者の負担がないのか?
遠方からも申込みがある学童野球チームに迫る

※お申込みは締め切りました。たくさんのお申込み、誠にありがとうございました。先ほどお申込みいただいた方には、セミナー開催情報をお送りしました。迷惑フォルダで受信したケースもございますので、恐れ入りますがご確認ください。届いていない方は info@ssf.or.jp までご連絡ください。

子どもの”スポーツ離れ”を食い止める -保護者の負担がない少年野球チーム作りから学ぶ-

 笹川スポーツ財団(以下、SSF)では、これまで子どものスポーツ活動に対する保護者の関与の実態や意識を明らかにする研究を行い、子どものスポーツ活動において、保護者の負担は母親の負担が大きい構造であることなど、さまざまな課題を明らかにしてきました。

 少子化や家族のあり方の多様化が進む今、どのような家庭の子どもでもスポーツを楽しめる環境、周囲のサポート体制が求められます。そのために必要なことは何か。有識者を交え、子どものスポーツを「ささえる」視点から考えるセミナー『誰が子どものスポーツをささえるのか?』を複数回開催しています。

 第3回は、2021年4月に父母会を設立せず保護者の業務的負担をなくした、練馬アークス・ジュニア・ベースボールクラブを立ち上げた中桐悟氏が登壇します。保護者の負担なしでどのように運営しているのか、チームの立ち上げから現在までの道のり、そしてこれからの少年野球チームの在り方などについてお話いただきます。子どもの野球離れ、スポーツ離れという大きな問題がある中、持続可能な子どものスポーツ環境構築のヒントになればと考えております。

テーマ
子どもの"スポーツ離れ"を食い止める 〜保護者の負担がない少年野球チーム作りから学ぶ〜
日時
2023年11月29日(水)19:00~20:30/18:30開場(会場、オンライン)
※お申込みは締め切りました。たくさんのお申込み、誠にありがとうございました。
形式
①会場参加(定員70名)
会場参加者には資料配布、また、セミナー終了後、中桐氏と名刺交換等のお時間があります。是非会場にお越しください。
②オンライン(Zoom)によるハイブリッド開催
会場
日本財団ビル 2階 大会議室(東京都港区赤坂1-2-2)  ▶会場案内
参加費
無料
登壇者
 
中桐 悟氏(練馬アークス・ジュニア・ベースボールクラブ 代表)

中桐 悟氏

中桐 悟氏
(練馬アークス・ジュニア・ベースボールクラブ 代表)

三児の父。既存の学童野球チームの運営体制に疑問を感じ、2021年4月にゼロからクラブを立ち上げた。クラブは練馬区、板橋区を拠点に、連盟非所属の独立チームとして活動。「保護者の業務負担一切なし」「罵声や高圧的な指導を完全禁止」「勝利至上主義の否定」など9つの約束を掲げ、野球を通じた子どもの成長を目指す。自身の野球経験は乏しいため必要なリソースを各分野から集めてチームをコーディネートしている。BFJ公認野球指導者<U-12,U-15>資格保有、会社員。

中桐氏、初講演!

保護者の業務的負担をなくすなどのチーム運営で注目を集める練馬アークス・ジュニア・ベースボールクラブ。2021年4月のチーム発足後、代表の中桐氏は多くのメディアに取り上げられていますが、講演は今回が初となります。貴重なお話、是非お聞きください。

コーディネーター 宮本 幸子SSFスポーツ政策研究所 政策ディレクター)

教育関連研究所を経て、2016年SSF入職。主に、子ども・保護者・教員を対象とした調査研究を行う。「小学生のスポーツ活動における保護者の関与・負担感に関する調査研究」担当者。2022年4月より現職。

講演概要

1. 少年野球に何が起きているのか

2. 練馬アークス・ジュニア・ベースボールクラブのチーム運営
・チーム体制
・保護者の役割 など

3. チームの立ち上げ
・軌道に乗るまでにどのような過程を経たのか など

4. 持続可能な子どものスポーツ環境―誰がささえるのか
・第1回、第2回セミナーをふまえた小括
・練馬アークス・ジュニア・ベースボールクラブのようなチームが活動するために必要な支援や環境
・子どものスポーツ(野球)を誰がささえるのか など

.練馬アークス・ジュニア・ベースボールクラブ
.練馬アークス・ジュニア・ベースボールクラブ
後援
特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会(JATI)

練馬アークス・ジュニア・ベースボールクラブ

練馬区、板橋区を拠点に、連盟非所属の独立チームとして活動。「保護者の業務負担一切なし」「罵声や高圧的な指導を完全禁止」「勝利至上主義の否定」「活動は休んでも構わない」など9つの約束を掲げチームを運営する。大人のご都合主義ではなく、「育成」を第一に、野球を通じた子どもの成長を目指す。

▶練馬アークス・ジュニア・ベースボールクラブ


小学生のスポーツ活動における保護者の関与・負担感に関する調査研究

20222月発表「子どものスポーツ活動への母親の負担感は、団体全体に関わる活動の負担が大きい」

子どものスポーツ活動への母親の負担をみると、「指導者や保護者の送迎をする」(66.7%)、「練習や大会等で、指導者・保護者の食事や飲み物を用意する」(64.4%)、「大会等で、保護者や関係者が観戦する場所を確保する」(62.0%)、が上位3つとなっている。子どものスポーツ活動への母親の負担感は、団体全体に関わる活動の負担が大きいことが分かる。

2023年1月発表「保護者の当番の"大変なイメージ"が、子どもをスポーツから遠ざける可能性」

当番をめぐる実態を、「当番をしている母親」「当番はしていないが、スポーツ活動をしている母親」「当番を理由にスポーツ活動をしない母親」「その他の理由でスポーツ活動をしない母親」にわけて、全体の分布を示した。対象となる母親全体を母数にすると、現在当番を担当している母親は7.5%にすぎない。しかし、当番の負担を理由にスポーツ活動を敬遠する母親は26.1%にのぼる。

会場案内

〒107-0052
東京都港区赤坂1-2-2日本財団ビル2階 大会議室
TEL:03-6229-5300

【アクセス】

・東京メトロ 銀座線「虎ノ門駅」3番もしくは11番出口より徒歩5分

・東京メトロ 南北線・銀座線「溜池山王駅」9番出口より徒歩5分

・東京メトロ 丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」3番出口より徒歩5分

地図:Google Maps

【お問い合わせ】
笹川スポーツ財団 広報
TEL:03-6229-5300
メール:info@ssf.or.jp