歴史と沿革


デュアスロン(英語 duathlon)とは複合競技の一種で、第1ラン(ランニング)、バイク(自転車ロードレース)、第2ラン(ランニング)を順に行い、所要時間と順位を競うスポーツです。名前は、ラテン語で「2つの」という意味を表す「デュ」に、「競技」という意味の「アスロン」が組み合わされています。もともとは、スイム、バイク、ランニングからなる複合競技「トライアスロン」のスイムをランニングに代えて行う競技として生まれ、普及しました。
日本では1990年頃から(株)ランナーズ社が開催するJSDS(ジャパン・スーパー・デュアスロン・シリーズ)によって競技開催が盛んになりました。現在は2004年から始まった「カーフマンジャパン・デュアスロングランプリ」が年間シリーズ戦として人気を得ています。
一方、海外では国際トライアスロン連合(ITU)が、デュアスロン人気の高いヨーロッパを中心に各国の代表選手が参加する世界選手権を毎年開催しています。
競技方法


競技の距離は会場、及びクラスによって多少異なります。一般の大会ではラン5km+バイク30~40km+ラン5kmのケースが主流ですが、ITU主催の世界選手権やワールドカップなどの公式距離は、ラン10km+バイク40km+ラン5kmとなっています。また、初心者向けではラン0.5km+バイク5km+ラン0.5km程度の距離のレースもあります。
もっと長い距離のレースもあります。たとえば、2008年の「ロングデュアスロン世界選手権」では第1ラン18km+バイク74km+第2ラン9kmで行われましたし、さらに2010年9月、イギリスで開催された「ロンドンデュアスロン」は第1ラン20km+バイク80km+第2ラン10kmで競われています。
日本では、1986年に初開催されて以来24回の歴史がある「ビホロ100kmデュアスロン大会」が長距離大会として有名で、第1ラン10km+バイク80km+第2ラン10kmで行われています。
◆国内の主な大会
ビホロ100kmデュアスロン大会 (北海道美幌町)
庄内デュアスロン大会in酒田 (山形県酒田市)
カーフマンジャパン・デュアスロングランプリ (国内複数箇所でのシリーズ戦)

<2008世界デュアスロン選手権(イタリア・リミニ)より>
◆海外の主な大会
デュアスロン世界選手権
ロングデュアスロン世界選手権
ロンドンデュアスロン (イギリス・ロンドン)
ルール
基本的にJTUトライアスロン競技規則に準じますが、より詳しい競技説明やルールについては、(社)日本トライアスロン連合までお問い合わせください。
お問い合わせ先

社団法人 日本トライアスロン連合(JTU)
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-9-10 青山キングビル3F
TEL:03-5469-5401 FAX:03-5469-5403