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スポーツライフ・データ

成人の散歩・ウォーキングの実施状況

散歩・ウォーキング人口、過去20年で2倍に。60歳以上の、ほぼ2人に1人が週1回以上実施

ウォーキング、散歩を楽しむアクティブシニア

スポーツライフに関する調査」から、高齢者を含む成人の散歩・ウォーキングの実施状況について、1996年から2016年までの過去20年間の推移と年代別の分析を行った。

1996年以降の全体傾向としては、散歩・ウォーキングを少なくとも年1回実施する人の割合が22.3%から44.2%へ、週1回以上のペースが13.6%から32.5%へと大幅に増加してきたことがわかる。

特に、高齢者層が全体の実施率を大きく引き上げる形で散歩・ウォーキングブームをけん引してきた様子が伺える。この背景には、高齢化社会に伴う健康志向の高まりや国民のヘルス・リテラシーの向上が要因として挙げられる。

散歩・ウォーキングは、一人でも仲間とでも年代を問わず各自のペースで気軽に取り組める種目として広く普及し、日常生活の中に定着してきた。地域では、健康福祉の分野から生活習慣病対策や介護予防事業の一環として、ウォーキングイベントや教室が多数開催され、集まった参加者同士で新たなコミュニティが生まれるなど、様々な副次的効果も報告されている。今回取り上げた散歩・ウォーキングをはじめ、運動・スポーツの楽しさをより多くの人が体感できる社会の実現が望まれる。

① 散歩・ウォーキング実施者は20年間で倍増(年1回以上:推計人口2,141万人→4,592万人)

年1回以上の散歩・ウォーキングの実施率は最新の2016年調査では44.2%であり、推計人口は4,592万人となった。推移をみると、1996年の実施率は22.3%であったが、その後上昇を続け、2004年には44.4%となり、2006年には40.3%と一度落ち込んだものの、2010年には過去最高値となる47.5%を記録した。
2012年から現在までは、わずかながら減少傾向が続いているが、20年前となる1996年と比較すると実施率と推計人口は2倍に増えている。

表1.年1回以上の「散歩・ウォーキング」実施率と推計人口の推移(1996〜2016年):全体

調査年 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016
実施率(%) 22.3 26.8 33.6 39.0 44.4 40.3 42.8 47.5 47.2 46.1 44.2
推計人口(万人) 2,141 2,622 3,341 3,925 4,517 4,136 4,425 4,932 4,908 4,786 4,592
  • ※推計人口:各年の住民基本台帳人口に実施率を乗じて算出している。
  • ※笹川スポーツ財団「スポーツライフに関する調査報告書」(1996~2016)より作成


週1回以上の散歩・ウォーキングの実施率は、2016年調査では32.5%であり、推計人口は3,376万人となった。1996年には実施率13.6%、推計人口1,306万人であったが、年1回以上の実施率と同様の推移を示し、この20年間で倍増する結果となった。
健康志向の高まりによる散歩・ウォーキング実施者の増加、そして、私たちのライフスタイルの一部として散歩・ウォーキングが広く普及・定着してきた様子が伺える。

表2. 週1回以上の「散歩・ウォーキング」実施率と推計人口の推移(1996〜2016年):全体

調査年 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016
実施率(%) 13.6 19.0 24.4 27.7 32.9 30.6 31.7 36.1 34.9 34.9 32.5
推計人口(万人) 1,306 1,859 2,426 2,788 3,347 3,141 3,277 3,748 3,629 3,623 3,376
  • ※推計人口:各年の住民基本台帳人口に実施率を乗じて算出している。
  • ※笹川スポーツ財団「スポーツライフに関する調査報告書」(1996~2016)より作成


② 高齢者層が散歩・ウォーキング実施率をけん引

年1回以上の散歩・ウォーキング実施率の推移を年代別にみると、1996年当時は大きな差はみられず、その後、2004年までは全年代で上昇が続いた。2006年以降、20~30歳代と40~50歳代は30~40%台で横ばいまたは微減となっているが、60~70歳代以上は50%台まで上昇している。 2000年代後半からは高齢者層が散歩・ウォーキング実施率をけん引している。

図1.年1回以上の「散歩・ウォーキング」実施率の推移(1996~2016年):年代別

笹川スポーツ財団「スポーツライフに関する調査報告書」(1996~2016)より作成

さらに、週1回以上の実施率の推移を見ると、2004年までは全年代で上昇し、その後は20~30歳代と40~50歳代が横ばいの状況から直近では減少傾向となっている。一方、60~70歳代以上は上昇が続き、2016年調査では49.7%となり、他の年代よりも顕著に高い割合となっている。
高齢者層は、年1回実施率と週1回実施率の差も小さいことから、日常生活の中に散歩・ウォーキングを取り入れ、習慣化している様子が伺える。

図2.週1回以上の「散歩・ウォーキング」実施率の推移(1996~2016年):年代別

笹川スポーツ財団「スポーツライフに関する調査報告書」(1996~2016)より作成

スポーツライフに関する調査2016 概要

  • 調査内容
    運動・スポーツ実施状況、運動・スポーツ施設、スポーツクラブ・同好会・チーム、スポーツ観戦、スポーツボランティア、スポーツ活動歴、日常の生活習慣・健康、2020 年東京オリンピック・パラリンピック 他
  • 調査対象
    全国の市区町村に居住する満18歳以上の男女 3,000 人
    (男性:1,491 人、女性 1,509 人)
  • 地点数
    市部 273、郡部 27(計 300 地点)
  • 調査時期
    2016年6月10日~7月10日

    ▸スポーツライフに関する調査2016 詳細

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