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笹川スポーツ財団では、2021年6月から7月にかけて「子ども・青少年のスポーツライフ・データ（4～21歳のスポーツライフに関する調査）」を実施しました。10代（小中高生、大学生など）のバレーボール人口（実施人口）は211万人、男子111万人、女子100万人となりました。
この「子ども・青少年のスポーツライフ・データ」の中から、10代のバレーボール人口（実施人口）・実施率の推移を解説します。
2021年の年1回以上の実施率は全体18.9％、男子19.4％、女子18.4％であった。調査開始の2001年と比較すると全体は1.4ポイント減（20.3％→18.9％）、男子は3.6ポイント増（15.8％→19.4％）、女子は6.8ポイント減（25.2％→18.4％）となる。実施率の推移をみると、全体と女子は2005年以降減少傾向にあり、男子は2013年までは減少していたがその後は緩やかな増加に転じ2021年に過去最大の実施率を示した。2001年では女子の実施率が男子より10ポイント近く高かったが、2021年ではほとんど差がみられなかった。
| 2001 | 2005 | 2009 | 2011 | 2013 | 2015 | 2017 | 2019 | 2021 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全体 | 実施率（％） | 20.3 | 21.0 | 18.3 | 14.0 | 16.5 | 18.8 | 17.7 | 16.2 | 18.9 |
| 推計人口（万人） | 279 | 270 | 222 | 168 | 197 | 223 | 205 | 184 | 211 | |
| 男子 | 実施率（％） | 15.8 | 13.3 | 14.1 | 11.9 | 11.9 | 15.0 | 14.2 | 15.3 | 19.4 |
| 推計人口（万人） | 111 | 87 | 88 | 73 | 73 | 91 | 84 | 89 | 111 | |
| 女子 | 実施率（％） | 25.2 | 28.5 | 22.5 | 16.1 | 21.5 | 22.5 | 21.7 | 18.0 | 18.4 |
| 推計人口（万人） | 169 | 179 | 133 | 94 | 125 | 130 | 123 | 100 | 100 | |
注1）推計人口は推計人口は住民基本台帳の10代人口（人）（人）に実施率（％）を乗じて算出
注2）推計値を算出する際に端数が発生するため、全体の人口と男子・女子を合計した人口は必ずしも一致しない
笹川スポーツ財団「子ども・青少年のスポーツライフに関する調査報告書」（2001～2021）より作成
2021年の10代（小中高生、大学生など）のバレーボールの推計人口は211万人である。2001年の279万人から70万人程度減った。2021年の推計人口を性別にみると、男子は2001年と同じ111万人であり、女子は2001年の169万人から70万人減の100万人であった。
年代別の実施率をみると、2021年では中学生年代（12～14歳）13.1％が最も高く、高校生年代（15～17歳）8.1％、大学生年代（18,19歳）2.7％、小学生年代（10,11歳）1.9％と続く。実施率順に年代別の推移をみると、中学生年代は2001年以降多少の変動はみられるものの増加傾向が確認できる。高校生年代もピークの2005年10.6％には及ばなかったものの2001年に比べて1.4ポイント増加（6.7％→8.1％）した。大学生年代は2019年までは増加傾向にあったが、2021年は2001年と同じ実施率まで下がった。小学生年代は2009年までは増加したが、その後は減少傾向に転じ2001年2.9％より1.0ポイント低下した。
| 2001 | 2005 | 2009 | 2011 | 2013 | 2015 | 2017 | 2019 | 2021 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全体 | 小学生年代（10,11歳） | 2.9 | 4.7 | 6.3 | 4.2 | 2.1 | 5.0 | 5.2 | 3.4 | 1.9 |
| 中学生年代（12～14歳） | 9.5 | 13.6 | 9.5 | 6.5 | 10.7 | 7.1 | 11.3 | 8.2 | 13.1 | |
| 高校生年代（15～17歳） | 6.7 | 10.6 | 8.9 | 6.2 | 10.2 | 7.7 | 7.6 | 6.9 | 8.1 | |
| 大学生年代（18,19歳） | 2.7 | 3.9 | 3.6 | 4.4 | 2.2 | 4.7 | 4.4 | 6.1 | 2.7 | |
| 男子 | 小学生年代（10,11歳） | 0.9 | 0.5 | 1.2 | 0.6 | 1.1 | 0.0 | 3.0 | 2.6 | 1.1 |
| 中学生年代（12～14歳） | 3.4 | 4.0 | 5.8 | 5.0 | 4.3 | 3.4 | 6.2 | 5.9 | 11.4 | |
| 高校生年代（15～17歳） | 4.2 | 5.8 | 5.5 | 4.5 | 5.8 | 5.9 | 5.6 | 5.0 | 8.6 | |
| 大学生年代（18,19歳） | 2.9 | 3.2 | 2.6 | 3.6 | 2.2 | 2.8 | 3.3 | 5.2 | 3.0 | |
| 女子 | 小学生年代（10,11歳） | 4.9 | 9.3 | 11.0 | 8.2 | 3.3 | 9.8 | 7.7 | 4.3 | 2.7 |
| 中学生年代（12～14歳） | 16.1 | 22.4 | 13.4 | 7.9 | 17.8 | 11.8 | 17.7 | 10.9 | 14.9 | |
| 高校生年代（15～17歳） | 9.4 | 15.3 | 12.7 | 7.9 | 14.9 | 9.6 | 9.5 | 8.9 | 7.7 | |
| 大学生年代（18,19歳） | 2.5 | 4.6 | 4.5 | 5.2 | 2.2 | 6.2 | 5.6 | 7.2 | 2.4 | |
注）0.0は本調査において回答者なしの場合と回答者少数のため実施率が0.0以下になった場合を示す
笹川スポーツ財団「子ども・青少年のスポーツライフに関する調査報告書」（2001～2021）より作成
男子の年1回以上の実施率は、中学生年代が11.4％で最も高く、高校生年代8.6％が続く。また、全ての年代において2001年より実施率が増えている。女子の実施率も男子と同様に中学生年代14.9％、高校生年代7.7％の順に高かったが、全ての年代において2001年より実施率は低下している。
全体の週1回以上の実施率は、ピークの2005年（9.2％）以降減少傾向に推移し、2021年は6.6％であった。女子の推移も全体と同様の傾向を示し、ピークの2005年（14.7％）に比べて2021年（7.1％）は半分以下まで減少した。一方、男子は2001年以降緩やかに増加し、2021年は6.1％と2001年の3.2％に比べて2倍程度まで実施率が増えた。
| 2001 | 2005 | 2009 | 2011 | 2013 | 2015 | 2017 | 2019 | 2021 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全体 | 実施率（％） | 6.1 | 9.2 | 7.6 | 6.0 | 7.6 | 6.4 | 7.3 | 6.1 | 6.6 |
| 推計人口（万人） | 84 | 118 | 92 | 72 | 91 | 76 | 85 | 69 | 74 | |
| 男子 | 実施率（％） | 3.2 | 3.7 | 4.3 | 3.9 | 3.9 | 3.6 | 4.6 | 4.6 | 6.1 |
| 推計人口（万人） | 22 | 24 | 27 | 24 | 24 | 22 | 27 | 27 | 35 | |
| 女子 | 実施率（％） | 9.2 | 14.7 | 10.9 | 8.1 | 11.7 | 9.3 | 10.4 | 7.9 | 7.1 |
| 推計人口（万人） | 62 | 92 | 65 | 47 | 68 | 54 | 59 | 44 | 39 | |
注1）推計人口は推計人口は住民基本台帳の10代人口（人）（人）に実施率（％）を乗じて算出
注2）推計値を算出する際に端数が発生するため、全体の人口と男子・女子を合計した人口は必ずしも一致しない
笹川スポーツ財団「子ども・青少年のスポーツライフに関する調査報告書」（2001～2021）より作成
参考：住民基本台帳の10代人口
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活用例
スポーツライフ・データ
2021年度
