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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

知る学ぶ
Knowledge

日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

地域づくりプロジェクトチーム

丸亀市―アクティブシティ推進プラットフォーム

検討テーマ

  • 市民協働
  • コミュニティの活性化
  • 多様な主体のまちづくりへの参画

構成メンバー

■行政関係者
・丸亀市地域づくり課
・丸亀市まなび文化課
・丸亀市スポーツ推進課
・丸亀市政策課

■民間関係者
ふれあい城坤(丸亀市コミュニティ協議会連合会)
丸亀市市民交流活動センター マルタス
馬場商事(BABANOBA
株式会社 プロバトン(月刊マルータ)
まるがめ世話やき隊
認定NPO法人石の里広島
大倉工業(株)
豊嶋建設(株)

■運営および進行サポート
・(公財)笹川スポーツ財団

実施状況


検討会 2025年2月3日(月)14時~16時/丸亀市市民交流活動センター マルタス

出席者
19名
地域づくりプロジェクトチーム(PT)検討会出席者(PDF:242KB)
主な議事
・検討テーマの共有・整理、話題提供、各主体の取組みの意見交換・情報共有
・PT参画組織の検討
内容
地域づくりPTの検討テーマである「コミュニティの活性化」、「市民協働」、「多様な主体のまちづくりへの参画」の3分野において、丸亀市が認識している課題の共有、地域づくりを考えるにあたり有益となる話題提供を行いながら、各主体の現状の取組み状況の意見も踏まえ、3分野に共通する検討テーマの整理を行った。
共通する検討テーマとして、20代から40代など働く世代等でまちづくりに参画できていない層へのアプローチを図る仕組みづくりを目指していくこととした。
併せて、今後の検討を進めていくにあたり必要となる参画組織の検討を実施した。
検討会
検討会

 


第1回 2025年4月23日(水)18時~20時/丸亀市市民活動交流センター マルタス

出席者
19名
第1回地域づくりPT出席者(PDF:240KB)
主な議事
・キックオフ
・検討テーマにおける行政の取り組み概要紹介、検討テーマに関する意見聴取
内容
PTメンバーがそろったことから、キックオフミーティングを開催。地域づくりPTでは、前回の検討会を踏まえ、PT検討テーマ(コミュニティの活性化、市民協働、多様な主体のまちづくりへの参画)における共通する課題として、「20代から40代など働く世代等がまちづくりに参画できていないこと」を提示し、こうした層へのアプローチを図る仕組みづくりを具体的な検討テーマとして目指すことを説明。
丸亀市が取組む施策の共有を実施後、検討テーマに対する意見をメンバーから聴取。

(主な意見)

・課題の方向性について異論はない。

・若い世代の参画を妨げる要因には「負担感」・「やらされ感」・「強制感」があるのではないか。

・自治会やコミュニティの活動内容が分かりにくい点も参加のハードルが高くなっている原因ではないか。

・若い会社員にとっては仕事以外の時間を確保するのはハードルが高い。

・インターネットやSNSを通じて、簡単に自分好みのコミュニティとつながれる時代にあえて手間をかけて、地域コミュニティに参加する理由を見出すことが難しいのではないか。

・適切なコーディネーターの存在や、関心領域とつながるテーマ設定があれば活動への参加意欲は高まるのではないか。

 

地域づくりプロジェクトチーム
地域づくりプロジェクトチーム

  


第2回 2025年6月6日(金)18時~20時/BABANOBA(ゲストハウス)

出席者
21名
第2回地域づくりPT出席者(PDF:267KB)
主な議事
・前回の振り返りと今回の進め方
・検討テーマに共通する課題である「20代から40代など働く世代等がまちづくりに参加できていないこと」に対する要因分析及び必要な変化の検討作業(ワークショップ)
内容
第1回の振り返り後、第1回PTで合意を得た検討テーマに共通した課題となる「20代から40代など働く世代等でまちづくりに参画できていない層へのアプローチ」について、「変化の理論(Theory of Change)」の考え方を活用し、参加メンバーの意見を引き出すためのワークショップを実施。
ワークショップではメンバーを3つのグループに分け、
「若者がまちづくりに参画しにくい要因の分析(促進/阻害)」、
「参画を促すために必要な変化」
の2つの議題について、検討作業を行い、参加メンバーの間で活発な議論が展開された。

(主な意見)

【議論① 若者がまちづくりに参画しにくい要因(阻害要因)】

・地域活動は「強制」「抜けられない」という空気感があり、参加のハードルが高い。

・「やらされ感」「目的の不明瞭さ」から、やりがいが感じられず参加意欲が湧かないのではないか。

・情報発信が足りておらず、活動内容や意義が若者に届いていない可能性がある。

・若者は仕事・家庭・趣味などに忙しく、まちづくりへの参画を優先しづらい。

【議論① 若者をまちづくりに参画しやすくする要因(促進要因)】

・興味・関心に応じたテーマ(音楽、アートなど)があれば参加意欲が高まるのではないか。

・小規模コミュニティのように、顔が見える関係性が土台にあると参加しやすい。

・地域特有の超ローカル情報(例:評判の病院情報)など、独自のメリットがあると参加したい若者が増えるのではないか。

・困りごと(子育て、防災など)を共有・解決する手段として、コミュニティが機能するのではないか。

・活動の中で「自分の貢献が実感できること」が、満足感・継続意欲につながるのではないか。

【議論② 若者がまちづくりに自然と参画できるようになるために必要な変化】

・「まちづくり」のハードルを下げ、楽しい・やりたいことから始まる仕組みを構築する必要がある。

・趣味・関心を起点に世代を超えてつながる場をつくる。(スポーツ、アート、音楽など)

・「一緒に考える/一緒にやる」参加型の体制にすべきではないか。(委託→受託型からの脱却)

・「コーディネーター」や「つなぎ役」が重要ではないか。

・コミュニティで提供できる「自己肯定感」や「承認される場」が若者の心に刺さる可能性があるのではないか。

・企業や市役所などが、社員や職員の地域活動への参加を制度的に後押しする仕組みがあれば良いのではないか。

・「コミュニティに参加することで得られるもの(メリット)」が明確化されていることが重要ではないか。

丸亀市地域づくりプロジェクトチーム
丸亀市地域づくりプロジェクトチーム
丸亀市地域づくりプロジェクトチーム

  


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