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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

スポールブール

スポールブールとは

スポールブール(Sport-Boules)はフランスやイタリアなどのヨーロッパで盛んな球技です。「ブール・リヨネーズ(Boule Lyonnaise)」とも呼ばれます。

フランス語で、スポール(Sport)はスポーツ、ブール(Boule)はボールの意で、つまりスポールブールとは、ボールを投げて的に当てる、複数のゲームの総称でもあります。

スポールブールの歴史

ボールを投げて、目標に近づけたり当てたりするスタイルのアクティビティは、古代エジプトや古代ギリシャの文献にも残されている原始的な行為と考えられます。スポールブールが世界で最も古い球技のひとつといわれるのはそのためです。
古代ローマの寺院に残るフレスコ画にも、スポールブールのようにボールを投げている人や、採点している人が描かれています。

中世フランスでは、この種の球技があまりにも人気があったために、時の国王であるシャルル5世がブールを含む遊戯の禁止令を出したこともありました。
しかし、そのような禁止令は順守されることなく、フランスでは19世紀までにスポールブールが全国的に広まり、各地域のローカルルールで楽しまれました。

1850年にはリヨンで、最初の競技団体「Le Clos Jouve」 が設立されました。
プロヴァンス地方でのゲームが独自の発展を遂げ、1907年に「ペタンク」となりました。

1900年に開催されたパリオリンピックでは、「ブール・リヨネーズ」は非公式競技としてプログラムに含まれましたが、正式種目にはなりませんでした。
ペタンクとスポールブール(ブール・リヨネーズ)は、1985年からワールドゲームズの種目となっています。

関連リンク

スポールブール公式HP(日本スポールブール連盟)
http://boules.jp/

Fédération Internationale de Boules(F.I.B/国際ブール連盟)
http://www.fiboules.org/

Fédération Française du Sport-Boules(FFSB/フランス・スポールブール連盟)
https://www.ffsb.fr/