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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

セミナー「子供のスポーツ」

理事長の小野より、新年のご挨拶を申し上げます

2016年の新春を迎え、謹んでご挨拶申し上げます。
笹川スポーツ財団 理事長 小野 清子

2016年の年頭に当たり一言ご挨拶申し上げます。
昨年を振り返りますと、良い意味でも悪い意味でもスポーツの世界に多くの注目が集まった年ではなかったかと思います。

ラグビー日本代表のワールドカップでの大躍進や、フィギュアスケート、バドミントンなどにおける若い力の活躍。また夏の高校野球甲子園大会での新しいスターの誕生など、私たちの気持ちを高揚させる出来事が続きました。
一方で、国際競技連盟で起きた汚職やドーピング問題、日本国内では、2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建築デザインや、大会エンブレムの選考・決定プロセスの不備が指摘され、これまでスポーツにあまり興味の無かった人々からも多くの関心が寄せられました。

今年は、2016年リオオリンピック・パラリンピックが開催されます。2020年東京大会前に行われる同じ夏季の大会ということもあり、多くの方がそれぞれの立場で、様々な思いを持って、大会を迎えることでしょう。
昨年設置されたスポーツ庁も国全体のスポーツ政策の司令塔として本格稼働が期待されています。地方行政においても運動・スポーツを用いて高齢社会を「健康長寿社会」に変革させる動きが活発化しています。また、多くの民間企業や大学が2020年東京大会を契機にスポーツの分野に参入しています。多様な層がスポーツをキーワードとして自らの活動を見直し、必要な改革に取り組んでいます。

私ども笹川スポーツ財団といたしましても、引き続き長期的な視野に立ち、国全体のスポーツのあり方を見据え、より実効性のある政策提言を積極的に打ち出してまいります。

2016年におかれましても、皆様が心身ともに健康で、心からスポーツを楽しめることを祈念し、年頭のご挨拶といたします。

2016年元旦 公益財団法人笹川スポーツ財団 理事長 小野清子