2026年の年頭にあたり、ご挨拶申し上げます。
笹川スポーツ財団(SSF)は、2025年4月より研究と実践の好循環を拡大させる「SSFビジョン2030」を組織運営の羅針盤に据え、Sport for Everyone社会の実現に向けた活動を加速させております。
現代は時々刻々と社会や経済が変化しており、住環境における地域間格差や経済的格差などがスポーツ実施率や健康の保持増進にも深くかかわり、地域課題や健康課題を複雑化・深刻化させています。
私たちが目指す社会とは、年齢や国籍、障害の有無、そして経済的状況を超えて日本に暮らす一人ひとりが自分の志向やライフスタイルに合ったスポーツを楽しみ、そこに幸福を見出す社会。そして、スポーツの持つ多様な価値が社会課題の解決に資することが広く理解され、協働や共創により活用される社会です。
2026年はSSFの活動にとって、また我が国のスポーツ政策にとって、たいへん重要な年となります。
一例をあげると、3月に「スポーツ白書」と「子ども・青少年スポーツライフ・データ2025」を発刊します。スポーツを取り巻く社会の現状と課題をわかりやすく伝えることに加えて、未来志向でこれからのスポーツ政策のあるべき姿を展望します。
一方スポーツ庁では、スポーツ基本法に基づき、スポーツに関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、「第4期スポーツ基本計画」が策定されます。同計画は2026年内に策定作業が終了し、2027年度から施行される予定です。
Think tankおよびDo tank を標榜するSSFは、調査研究による知見と現場での実践知を生かし、同計画の策定に資するエビデンスを提供してまいります。
また2026年は、日本代表の活躍が期待されるオリンピック・パラリンピック冬季競技大会、WBC 、FIFAワールドカップ、そして国内開催のアジア競技大会・アジアパラ競技大会が予定されます。
アスリートが持つ卓越した知見や社会的な影響力を、新たな社会価値の創造へとつなげることも、Sport for Everyone社会の実現を目指すSSFにとって大事な役割です。
2026年も産官学民問わず、思いを共有するすべての組織や人と協働し、新たな価値の共創を進めてまいります。
皆さま、本年もよろしくお願い申し上げます。


