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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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Knowledge

日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

セミナー「子供のスポーツ」

クロリティー

アメリカのホースシューズと日本の輪投げをミックスしてつくられた、スポーツ輪投げ

クロリティーの歴史・発祥

クロリティー(QULORITY)は、輪投げ(Quoits)と活動的(Sporty)を合わせてつくられた造語で、1988年に考案されたニューコンセプト・スポーツとなっている。その考え方はユニバーサルデザインの理念をもとに、「いつでも・どこでも・誰とでも・手軽に安全に楽しめる、みんなのスポーツ」であり、性別・年齢問わずに競技を始めることができる。

1990年、滋賀県で行われた第3回全国健康福祉祭では、ニュースポーツ・フェアーの中で第1回クロリティー日本大会を開催し好評を得て、認知度も広がった。その後、米国本土、グアム、サイパン、オーストラリア、韓国、中国、タンザニア、ロシアなどにも紹介され、諸外国でも親しまれるようになり、国際化も進んだ。また、1998年、第11回全国健康福祉祭愛知・名古屋大会では、ふれあい交流スポーツ種目として正式に認められ、名古屋市総合体育館レインボーホールで盛大に行わた。2006年開催の兵庫国体ではニュースポーツ種目として取り上げられ、国内での愛好者も増えてきている。

クロリティーの概要

クロリティーの特徴は、リング(輪)が目標棒に入らなくてもリングがボード(得点盤)上にあれば得点となることである。そのため、比較的簡単に得点を取ることが可能となっている。
対戦形式はシングルス、ダブルス、団体戦とどんな形式でも行える。また、得点方式はオールカウント方式といって、ボード上の有効得点をすべて得点とする方式と、キャンセル方式といって、相手方のリングの3分の1以上が上に重なっている時、下側のリングは無効得点とする方式がある。

男女のハンデはなく、年齢によって投輪距離を変えて対戦することができるので、世代間交流のスポーツとしても大きな魅力がある。

クロリティーのルール

審判風景

【得点の判定】
基本的な有効得点の判定は面積の多い方とする。どちらも同じ面積なら、点数の多い方の点数となる。
■金色(センターポール)/10点
■黄色/8点
■赤色/6点
■青色/4点
■黒色/2点

クロリティーのコート・用具

【用具などの規格】
■リング(輪)
直径:内径14.4cm±0.2cm、外径:17cm±0.2cm/重量:200g±10g/材質:ゴム製/色:ゴールド(金色)10本、シルバー(銀色)10本
■ボード
形状:75cm×75cmの正方形/材質:木製/ボードの傾斜角:30度
■リアクションボード
形状:W75cm×H45cm

【レーン】

レーン