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国際情報
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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

スポーツ白書 2026
スポーツの新たな価値創造への挑戦

スポーツ白書 2026 スポーツの新たな価値創造への挑戦

2026年3月19日刊行
72名の識者・学術関係者が、日本のスポーツの現状をデータに基づいて詳細に分析。

主な内容
「スポーツ白書」は、わが国におけるスポーツの現状を調査・データに基づき客観的に分析し、未来への指針を提示することを目的としています。スポーツ庁の設置から10年が経過し、スポーツ基本法がはじめて大幅に改正された2025年。今号では、政策的転換点における日本スポーツ界の現在地を俯瞰することに主眼を置き、スポーツ政策、スポーツ財源、子どものスポーツなど11章で構成されています。巻頭企画では、河合純一 スポーツ庁長官、朝日健太郎 参議院議員を招き、「改正スポーツ基本法が導く新たなスポーツの姿」のテーマのもと座談会を行い、本書に載録しています。
仕様
A4判 / 306ページ
価格
定価 4,400円(本体 4,000円+税 10%)
発行
2026年3月19日

巻頭座談会 改正スポーツ基本法が導く新たなスポーツの姿

河合 純一 氏(スポーツ庁長官)
朝日 健太郎 氏(参議院議員/笹川スポーツ財団 理事)
進行:渡邉一利(笹川スポーツ財団 理事長)

第1章 スポーツ政策

  • Ⅰ スポーツの推進に関する法律
  • Ⅱ スポーツ推進体制
  • Ⅲ スポーツ基本計画とスポーツ施策

第2章 スポーツ財源

  • Ⅰ スポーツ関係財源
  • Ⅱ スポーツ団体の収支構造
  • Ⅲ 持続可能なスポーツ財源の確保に向けて

第3章 スポーツ参加

  • Ⅰ スポーツ参加に関連する施策
  • Ⅱ わが国のスポーツ実施状況
  • Ⅲ スポーツ参画拡大に向けた政策の現状と課題

第4章 スポーツと健康増進

  • Ⅰ スポーツと健康増進に関する施策
  • Ⅱ スポーツ・身体活動による健康増進
  • Ⅲ スポーツと身体活動の融合:個人の健康から社会のウェルビーイングへ

第5章 子どものスポーツ

  • Ⅰ 子どもの体力向上のための施策
  • Ⅱ 子どもの体力・運動能力、運動・スポーツ実施の現状と取り組み
  • Ⅲ 今後の子どものスポーツ施策に重要な観点

第6章 障害者スポーツ

  • Ⅰ 障害者スポーツ推進に関する施策
  • Ⅱ 障害者のスポーツ環境に関する実態
  • Ⅲ 東京2020 大会のレガシーと障害者スポーツ環境の変化

第7章 スポーツ産業振興

  • Ⅰ スポーツの成長産業化に関連する施策
  • Ⅱ スポーツ産業の現状と新たなビジネス創出
  • Ⅲ スポーツ産業の構造:支援依存から成長産業化へ

第8章 スポーツと地方創生

  • Ⅰ スポーツ・健康まちづくり
  • Ⅱ スポーツを活用した地方創生
  • Ⅲ スポーツと地方創生のこれまでとこれから:都市の再生からウェルビーイングの創出へ

第9章 スポーツ人材

  • Ⅰ スポーツ人材の育成施策
  • Ⅱ スポーツに関わる多様な人材
  • Ⅲ わが国のスポーツ人材の育成と活用に向けて

第10章 ハイパフォーマンススポーツ

  • Ⅰ 国際競技力の向上施策
  • Ⅱ 競技力向上施策と成果
  • Ⅲ 今後の持続可能な国際競技力に必要な視点

第11章 スポーツ・インテグリティ

  • Ⅰ スポーツ・インテグリティ推進に関する近年の動向
  • Ⅱ スポーツの公正および公平の確保等への取り組み
  • Ⅲ 近年の政策的動向の概要と今後の展開について考える視点

展望 これからのスポーツのあるべき姿に向けて

【巻頭座談会 改正スポーツ基本法が導く新たなスポーツの姿】

巻頭座談会 改正スポーツ基本法が導く新たなスポーツの姿の様子

河合 純一 氏(スポーツ庁長官)※写真中央  朝日 健太郎 氏(参議院議員/笹川スポーツ財団 理事)※写真右 司会・進行:渡邉一利(笹川スポーツ財団 理事長)※写真左

 競技力向上を中心としてきたスポーツ政策は、地域活性化や健康増進、共生社会の実現へとその対象領域を広げているが、直ちに社会的価値の創出に結びつくわけではない。現場での取り組みが積み重ねられる一方で、少子高齢化や地域格差といった構造的課題は依然として残る。本座談会では、改正スポーツ基本法を手がかりに、スポーツが社会に対して担うべき責任と、その実効性をいかに確保するのかを議論した。

【一部抜粋 第2章「スポーツ財源」より】 Ⅰスポーツ関係財源 - 21.わが国のスポーツ予算

 わが国のスポーツ振興を所管してきた文部科学省スポーツ・青少年局およびスポーツ庁の予算の推移をまとめた。2002年度に122億3,881万3,000円であったスポーツ予算は、2009年度には225億2,934万4,000円と200億円を超える額となった。その後は再び微増で推移していたが、2013年9月に決定した東京2020大会の開催を背景に、2015年度には289億7,625万4,000円に増加した。2016年度ははじめて300 億円を突破し、スポーツ庁の創設がスポーツ予算の増額を加速させたといえる。2017年度からは第2期「スポーツ基本計画」における政策目標の達成を目指し、国際大会に向けた競技力向上に関連する事業への継続的な増額のほか、スポーツを通じた社会課題の解決に資する施策を展開したため、2019年度以降は350億円を超える予算となっている。

図 文部科学省およびスポーツ庁におけるスポーツ予算の推移(p.40、図2-1)

図 文部科学省およびスポーツ庁におけるスポーツ予算の推移