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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

セミナー「子供のスポーツ」

第7回TAFISA World Sport for All Games内で開催されたカンファレンスに登壇しました

世界のスポーツ・フォー・オール団体の統括機関であるTAFISAThe Association For International Sport for All)が、4年に1度開催しているTAFISA World Sport for All Gamesが、ポルトガルのリスボンで、618日から24日にかけて開催されました。TAFISA Sport for All Gamesは各国の伝統スポーツ競技や、アーバンスポーツ・エクストリームスポーツのようなニュースポーツを中心に、各競技の紹介・デモンストレーション・体験会などが行われる世界最大規模のスポーツ・フォー・オールの祭典です。

7回目の開催となる今回のイベントは本来であれば昨年10月に開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響によって延期となっていました。しかし今年に入ってもパンデミックの完全終息が見込めなかったため、イベント組織委員会は急遽海外からの参加を中止することを決定し、代わりに世界中から伝統スポーツやニュースポーツの競技を紹介する動画を集めて、ポルトガル現地で実際に開かれた式典の中継映像などと合わせて、オンラインプラットフォーム上で配信するというハイブリッド形式による開催に切り替えました。オンラインでの開催が決まってからの準備期間が限られていたものの、約50ヵ国から150以上のスポーツ競技団体が動画を提供して、期間中は連日数時間以上の動画が配信されました。

イベント期間中には各競技の紹介動画だけではなく、スポーツ・フォー・オールに関連するテーマでのオンラインカンファレンスが複数開催され、これらの動画も同じプラットフォーム上で配信されました。

カンファレンスの様子① イントロダクション

カンファレンスの様子① イントロダクション

笹川スポーツ財団からは常務理事である玉澤 正徳が、「Healthy Lifestyles for All – Contribution from Sport for All(仮訳:すべての人にとっての健康的なライフスタイル -スポーツ・フォー・オールの貢献について)」というテーマで開かれたカンファレンスにオンライン上で登壇しました。玉澤からは日本における健康的なライフスタイルの推進とスポーツ・フォー・オールの最新状況に関して、特に日本が直面する大きな課題の一つである「高齢化」に焦点を充ててプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーション終了後には、他の登壇者と共に進行役からの質問に答える形で議論を深め、約50分間のカンファレンスは成功裏に終わりました。

カンファレンスの様子② 玉澤によるプレゼンテーション

カンファレンスの様子② 玉澤によるプレゼンテーション

<カンファレンスの概要>

テーマ
Healthy Lifestyles for All – Contribution from Sport for All
仮訳:すべての人にとっての健康的なライフスタイル -スポーツ・フォー・オールの貢献について
日時
2021年6月21日 15:12 ~ 16:01(日本時間:23:12 ~ 00:01)
登壇者

  • 欧州委員会 教育・視聴覚・文化執行機関 エラスムス・ムンドゥス スポーツ担当(European Commission EACEA Erasmus Mundus & Sport)
    Yves Le Lostecque氏

  • 公益財団法人笹川スポーツ財団 常務理事
    玉澤 正徳

司会
TAFISA事務局
Gaëtan Garcia氏

【リンク先】※英語のみ

7th TAFISA World Sport for All Games 配信サイト
(本カンファレンスのアーカイブ動画を見ることができます)

https://www.tafisalisbon.com/en/21

7th TAFISA World Sport for All Games 公式サイト

https://tafisalisboa.com/en/welcome