笹川スポーツ財団では、2025年6月から7月にかけて「子ども・青少年のスポーツライフ・データ(4~21歳のスポーツライフに関する調査)」を実施しました。
「子ども・青少年のスポーツライフ・データ2025」では運動部活動への加入率や中学校期、高校期の活動状況、保護者の運動部活動への意識など運動部活動に関するさまざまなデータを掲載しています。「データでみる日本のスポーツ」では、報告書に掲載されていないデータを中心に運動部活動の活動実態を明らかにしていきます。
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Mission&Visionの達成に向けさまざまな研究調査活動を行います。客観的な分析・研究に基づく実現性のある政策提言につなげています。
自治体・スポーツ組織・企業・教育機関等と連携し、スポーツ推進計画の策定やスポーツ振興、地域課題の解決につながる取り組みを共同で実践しています。
「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。
日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。
笹川スポーツ財団では、2025年6月から7月にかけて「子ども・青少年のスポーツライフ・データ(4~21歳のスポーツライフに関する調査)」を実施しました。
「子ども・青少年のスポーツライフ・データ2025」では運動部活動への加入率や中学校期、高校期の活動状況、保護者の運動部活動への意識など運動部活動に関するさまざまなデータを掲載しています。「データでみる日本のスポーツ」では、報告書に掲載されていないデータを中心に運動部活動の活動実態を明らかにしていきます。
表1には「12~21歳のスポーツライフに関する調査2025」より所属している運動部活動の上位10種目を学校期別に示した。中学校期は「ソフトテニス(軟式)」が19.1%で最も高く、「卓球」14.2%、「バスケットボール」13.8%と続く。高校期は「バスケットボール」が16.3%で最も高く、2位以降は「サッカー」11.6%、「バドミントン」「バレーボール」「陸上競技」が同率で8.7%、「ソフトテニス(軟式)」と「野球」はともに5.2%であった。
| 順位 | 中学校期(n=225) | 順位 | 高校期(n=172) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 種目 | % | 種目 | % | ||
| 1 | ソフトテニス(軟式) | 19.1 | 1 | バスケットボール | 16.3 |
| 2 | 卓球 | 14.2 | 2 | サッカー | 11.6 |
| 3 | バスケットボール | 13.8 | 3 | バドミントン | 8.7 |
| 4 | 陸上競技 | 11.1 | バレーボール | 8.7 | |
| 5 | バレーボール | 10.2 | 陸上競技 | 8.7 | |
| 6 | サッカー | 8.0 | 6 | ソフトテニス(軟式) | 5.2 |
| バドミントン | 8.0 | 野球 | 5.2 | ||
| 8 | 野球 | 7.1 | 8 | 卓球 | 4.7 |
| 9 | 剣道 | 3.6 | 9 | 剣道 | 4.1 |
| 10 | 弓道 | 1.8 | ハンドボール | 4.1 | |
| ヒップホップダンス | 4.1 | ||||
資料:笹川スポーツ財団「12~21歳のスポーツライフに関する調査」(2025)
表2に中学校期の1週間あたりの平均活動日数、平日・休日1日あたりの平均活動時間を全体・種目別に2017年から経年で示した。表2には2017年から2025年の間で加入率が一度でも5位以内に入った種目のデータを掲載しているが、サンプル数が少ない種目もあるため結果の解釈には留意が必要である。
活動日数をみると、2025年は全体3.9日で2023年4.8日から約1日減少、2017年5.7日と比較すると約2日減少した。多くの種目で減少傾向にあり、2025年調査では表2に掲載したすべての種目において活動日数が5日未満であった。特に卓球は5回の調査を通してほかの種目より少ない傾向にある。平日の活動時間は放課後の活動となるため多くの種目で2時間前後であり、2017年以降大きな変化はみられない。休日は2025年3.1時間で2017年3.9時間から45分程度減少した。サンプル数が少ないため慎重になる必要があるが、野球は5回の調査を通して比較的長い時間活動する傾向がみられる。スポーツ庁は2018年に「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を策定し、平日・休日にそれぞれ1日ずつ休養日を設ける、活動時間は長くても平日2時間程度・休日は3時間程度と具体的な基準を示した。活動頻度が減少傾向にある背景にはガイドライン策定の効果が一定程度あったと考えられる。
表2 中学校期の運動部活動の種目別活動状況
(%)
| 種目 | サンプル数 | 活動日数/週(平均) | 平日活動時間(平均) | 休日活動時間(平均) | ||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2017 | 2019 | 2021 | 2023 | 2025 | 2017 | 2019 | 2021 | 2023 | 2025 | 2017 | 2019 | 2021 | 2023 | 2025 | 2017 | 2019 | 2021 | 2023 | 2025 | |
| 全体 | 353 | 349 | 311 | 259 | 225 | 5.7 | 5.2 | 4.8 | 4.8 | 3.9 | 2.3 | 2.2 | 2.0 | 2.1 | 2.0 | 3.9 | 3.7 | 3.1 | 3.4 | 3.1 |
| ソフトテニス(軟式) | 52 | 52 | 34 | 44 | 43 | 5.8 | 5.2 | 4.8 | 4.8 | 3.9 | 2.3 | 2.1 | 2.1 | 2.1 | 1.9 | 3.9 | 3.7 | 3.3 | 3.6 | 3.1 |
| バスケットボール | 50 | 46 | 38 | 41 | 31 | 5.7 | 5.7 | 5.0 | 5.1 | 3.9 | 2.4 | 2.5 | 2.1 | 2.1 | 1.9 | 4.1 | 3.5 | 2.9 | 3.2 | 3.2 |
| 卓球 | 35 | 29 | 40 | 36 | 32 | 5.6 | 4.8 | 4.5 | 4.4 | 3.7 | 2.1 | 2.2 | 1.9 | 2.1 | 2.0 | 3.3 | 3.0 | 2.8 | 3.3 | 2.8 |
| バレーボール | 35 | 30 | 35 | 33 | 23 | 5.8 | 5.3 | 4.9 | 5.3 | 3.9 | 2.2 | 2.1 | 2.1 | 2.1 | 2.1 | 4.1 | 4.4 | 3.2 | 4.0 | 3.3 |
| 陸上競技 | 31 | 43 | 28 | 27 | 25 | 5.5 | 5.2 | 4.8 | 4.6 | 3.8 | 2.1 | 2.2 | 2.0 | 2.1 | 1.9 | 2.7 | 3.0 | 2.8 | 2.8 | 2.4 |
| サッカー | 45 | 37 | 39 | 25 | 18 | 5.6 | 5.1 | 5.2 | 4.7 | 3.7 | 2.3 | 2.2 | 2.1 | 1.9 | 1.9 | 3.6 | 3.3 | 3.1 | 2.7 | 3.0 |
| 野球 | 42 | 35 | 26 | 20 | 16 | 6.1 | 5.4 | 5.1 | 4.9 | 4.1 | 2.4 | 2.3 | 2.0 | 2.4 | 2.1 | 5.7 | 4.5 | 4.0 | 4.0 | 4.3 |
注1) :各調査年度で最も高い値 :各調査年度で最も低い値
注2)サンプル数が少ない種目もあるため結果の解釈に留意が必要である
笹川スポーツ財団「12~21歳のスポーツライフに関する調査」(2017~2025)
表3に高校期の1週間あたりの平均活動日数、平日・休日1日あたりの平均活動時間を全体・種目別で示した。表3には2017年から2025年の間で一度でも加入率が3位以内に入った種目を掲載しているが、サンプル数が少ないため結果の解釈には留意が必要である。
活動日数は全体で2025年4.3日となり2017年以降はじめて5日を下回った。種目別ではバドミントンの活動日数が5回の調査を通してほかの種目より少ない傾向にある。平日の活動時間は2025年2.4時間と2017年2.7時間から大きな変化はみられず、休日の活動時間は2017年4.3時間に対し2025年3.7時間と30分程度減少している。陸上競技の休日活動時間は一貫して3時間以下であり、ほかの種目と比較して短い傾向がみてとれる。
表3 高校期の運動部活動の種目別活動状況
(%)
| 種目 | サンプル数 | 活動日数/週(平均) | 平日活動時間(平均) | 休日活動時間(平均) | ||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2017 | 2019 | 2021 | 2023 | 2025 | 2017 | 2019 | 2021 | 2023 | 2025 | 2017 | 2019 | 2021 | 2023 | 2025 | 2017 | 2019 | 2021 | 2023 | 2025 | |
| 全体 | 229 | 231 | 227 | 185 | 172 | 5.8 | 5.6 | 5.2 | 5.2 | 4.3 | 2.7 | 2.6 | 2.3 | 2.5 | 2.4 | 4.3 | 4.3 | 3.6 | 3.9 | 3.7 |
| バスケットボール | 24 | 27 | 12 | 31 | 28 | 6.1 | 5.6 | 5.7 | 5.1 | 4.1 | 2.8 | 2.6 | 2.4 | 2.5 | 2.6 | 3.5 | 3.5 | 3.7 | 3.8 | 3.7 |
| サッカー | 22 | 28 | 30 | 21 | 20 | 6.3 | 6.0 | 5.5 | 5.5 | 4.7 | 2.5 | 2.3 | 2.2 | 2.5 | 2.3 | 3.8 | 3.6 | 3.3 | 3.6 | 3.2 |
| バドミントン | 26 | 20 | 30 | 23 | 15 | 5.3 | 4.7 | 4.7 | 4.8 | 3.8 | 2.6 | 2.4 | 2.2 | 2.6 | 2.1 | 3.4 | 3.2 | 3.1 | 3.2 | 3.0 |
| 野球 | 23 | 28 | 17 | 14 | 9 | 6.6 | 6.4 | 5.9 | 6.1 | 4.6 | 3.4 | 3.4 | 3.2 | 3.1 | 3.2 | 7.7 | 7.3 | 7.1 | 6.6 | 6.6 |
| バレーボール | 23 | 17 | 18 | 16 | 15 | 6.0 | 5.7 | 5.4 | 5.2 | 4.0 | 2.7 | 2.7 | 2.4 | 2.4 | 2.6 | 4.7 | 4.0 | 3.9 | 4.7 | 3.9 |
| 陸上競技 | 10 | 17 | 17 | 13 | 15 | 5.5 | 5.9 | 5.1 | 5.2 | 4.4 | 2.6 | 2.5 | 2.2 | 2.2 | 2.1 | 2.6 | 3.0 | 3.0 | 2.8 | 2.7 |
注1) :各調査年度で最も高い値 :各調査年度で最も低い値
注2)サンプル数が少ない種目もあるため結果の解釈に留意が必要である
笹川スポーツ財団「12~21歳のスポーツライフに関する調査」(2017~2025)
| 4~11歳のスポーツライフに関する調査 | 12~21歳のスポーツライフに関する調査 | ||
|---|---|---|---|
| 調査対象 | 母集団 | 全国の市区町村に在住する4~11歳 | 全国の市区町村に在住する12~21歳 |
| 標本数 | 2,400人 | 3,000人 | |
| 抽出方法 | 層化二段無作為抽出法 | ||
| 調査方法 | 訪問留置法による質問紙調査(4~11歳は個別聴取法併用) | ||
| 調査時期 | 2025年6月28日~7月23日 | ||
| 有効回収数(率) | 1,320(55.0%) | 1,438(47.9%) | |
| 主な調査項目 | 運動・スポーツ実施状況、運動・スポーツ施設、スポーツクラブ・運動部、習いごと、スポーツ観戦、スポーツボランティア、好きなスポーツ選手、健康認識・生活習慣、身体活動、個人属性 等 | ||
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活用例
スポーツライフ・データ
2025年度
