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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

青少年のスポーツライフ・データ2013

笹川スポーツ財団では、2年に1度実施する『10代のスポーツライフに関する調査』を通じて、子どもたちの運動・スポーツの現状を明らかにしてまいりました。
本調査では、青少年(10~19歳)の運動・スポーツ活動の実態を総合的に把握し、スポーツ・フォー・エブリワンの推進に役立つ基礎資料とすることを目的としています。
最新の結果の中からポイントをご紹介します。

調査結果

1. 週7回以上の運動・スポーツ実施者が過去最高(38.6%)

わが国の青少年の運動・スポーツ実施率は非実施が13.0%、週7回以上が38.6%であった(p45:図1-2)※。週7回以上の実施者は過去最高に、非実施者は11%~15%程度で推移している。

※ページおよび図表番号はそれぞれの報告書における番号

図1

【図1-2】運動・スポーツ実施頻度の年次推移(頻度分類別)

資料:笹川スポーツ財団「10代のスポーツライフに関する調査」2013

2. 過去1年間に「よく行った」運動・スポーツ種目、男子の1位「サッカー」(45.4%)と2位「野球」(25.8%)の差が広がる

過去1年間に「よく行った」運動・スポーツ種目をみると、男子の1位は「サッカー」で45.4%、2位は「野球」で25.8%、3位は「バスケットボール」で24.9%であった。2009年は3.9ポイントの差であった「サッカー」と「野球」であるが、2013年は19.6ポイントに広がっている(p52:表1-7)。

【表1-7】過去1年間に「よく行った」運動・スポーツ種目の年次推移(性別:複数回答)
男子
2009年(n=909) 2011年(n=888) 2013年(n=886)
順位 実施種目 実施率
(%)
順位 実施種目 実施率
(%)
順位 実施種目 実施率
(%)
1 サッカー 40.6 1 サッカー 40.9 1 サッカー 45.4
2 野球 36.7 2 野球 27.6 2 野球 25.8
3 バスケットボール 23.7 3 バスケットボール 24.3 3 バスケットボール 24.9
4 キャッチボール 18.7 4 ジョギング・ランニング 17.7 4 ジョギング・ランニング 20.5
5 ジョギング・ランニング 17.1 5 水泳(スイミング) 15.1 5 おにごっこ 19.1
6 筋力トレーニング 16.1 6 筋力トレーニング 14.8 6 水泳(スイミング) 18.4
7 卓球 15.6 7 卓球 11.7 ドッジボール 18.4
8 ドッジボール 15.3 8 ボウリング 10.7 8 筋力トレーニング 15.8
9 水泳(スイミング) 14.5 9 ドッジボール 10.5 9 卓球 13.4
10 ボウリング 13.5 10 キャッチボール 10.0 10 キャッチボール 12.2
女子
2009年(n=794) 2011年(n=780) 2013年(n=722)
順位 実施種目 実施率
(%)
順位 実施種目 実施率
(%)
順位 実施種目 実施率
(%)
1 バドミントン 27.1 1 バドミントン 19.4 1 おにごっこ 24.0
2 バレーボール 22.8 2 バスケットボール 17.6 2 バドミントン 23.1
3 バスケットボール 21.2 3 おにごっこ 17.3 3 バレーボール 19.8
4 なわとび 20.2 4 水泳(スイミング) 17.2 4 なわとび(長なわとびを含む) 18.6
5 ジョギング・ランニング 16.2 5 ジョギング・ランニング 16.3 5 ジョギング・ランニング 17.7
6 筋力トレーニング 15.1 6 バレーボール 15.5 6 バスケットボール 17.2
7 ウォーキング 15.0 7 なわとび(長なわとびを含む) 15.3 7 水泳(スイミング) 15.5
ドッジボール 15.0 8 ウォーキング 13.5 ドッジボール 15.5
9 水泳(スイミング) 14.9 9 筋力トレーニング 11.8 9 筋力トレーニング 14.3
10 卓球 9.6 10 ドッジボール 10.3 10 ウォーキング 12.3
ボウリング 9.6 ぶらんこ 12.3

資料:笹川スポーツ財団「10代のスポーツライフに関する調査」2013

3. 過去1年間に体育館・スタジアム等で直接スポーツの試合を観戦した者は、調査開始以来、最も低い結果に

過去1年間に体育館・スタジアム等へ足を運んで直接スポーツの試合を観戦した者は、全体の36.9%であり、わが国10代の直接スポーツ観戦人口は440万人と推計された。過去の調査と比較すると、調査開始以来、最も低い結果となった(p77:図6-1)。

図6

【図6-1】直接スポーツ観戦率の年次推移

資料:笹川スポーツ財団「10代のスポーツライフに関する調査」2013


『青少年のスポーツライフ・データ2013』

仕様
A4判/200ページ
価格
2,000円+消費税
発行
2013年12月31日
データの使用申請

最新の調査をはじめ、過去のスポーツライフ・データのローデータ(クロス集計結果を含む)を提供しています。

活用例

  1. 政策立案:所属自治体と全国の比較や調査設計に活用(年齢や性別、地域ごとの特徴を把握)
  2. 研究:研究の導入部分の資料や仮説を立てる際に活用(現状の把握、問題提起、仮説、序論)
  3. ビジネス:商品企画や営業の場面で活用(市場調査、データの裏付け、潜在的なニーズの発見)
テーマ

スポーツライフ・データ

キーワード
年度

2013年度