野球人口

　全体の年1回以上の実施率は2000年6.0％から2024年2.9％へと減少傾向にある。2006年の2.8％を除き、2002年から2014年にかけては4％台で横ばいの推移を示していたが、2016年以降は減少し3％前後で推移している。

　性別にみるとすべての調査年度で女性より男性の実施率が高く、実施者のほとんどが男性で占められている。男性の年1回以上の実施率は2000年11.5％であったが、2024年は5.1％と大きく減少している。一方、女性の年1回以上の実施率はこの25年間は大きな変化がなく、1.0％未満の割合が続いている。

　年1回以上野球を実施した推計人口の推移をみると、全体では2000年の597万人に対し、2024年は297万人とこの25年間で約300万人減少している。性別にみると男性は2000年の555万人から2024年の252万人へと減少傾向にあり、女性は2000年の31万人から2024年の37万人までほぼ横ばいで推移している。

2. 年1回以上の「野球」実施率の推移（2000～2024年）：年代別（20歳以上）

　2024年の年1回以上の実施率を年代別にみると、20歳代の実施率が6.9％で最も高く、30歳代4.0％、40歳代3.2％と続く。実施率の推移は調査年度によって多少の増減はみられるものの20～50歳代では緩やかな減少傾向が確認できる。一方、60歳以上になると実施率は1～2%前後と低く、大きな変化はみられていない。

　性・年代別にみると、男性は20歳代の実施率が最も高く2000年から2012年までは20％台を示す調査年度もあったが、その後は減少を続け2024年は11.5％であった。女性の実施者はいずれの調査年度でもほとんどが40歳代以下であった。

　全体の週1回以上の実施率は2000年の1.5%から2024年の0.8％へと減少した。2014年までは調査年度によって多少の増減はあるものの横ばいで推移し、2016年以降は1.0％以下の実施率が続く。男性も全体と同じような推移を示しており、2024年1.5％の実施率は2000年の3.0％に比べて半分であった。

参考：住民基本台帳人口表

「スポーツライフ・データ2024」調査概要