4~11歳の運動・スポーツ実施頻度群の年次推移を示した。2025年の全体では「高頻度群」が37. 0%と最も高く、次いで「中頻度群」34.8%、「低頻度群」24.2%、「非実施群」4.0%であった。2021年からの推移をみると、「高頻度群」は45.4%から8.4ポイント減少し、「低頻度群」は17.1%から7.1ポイント、「非実施群」は0.9ポイント増加した。4~11歳の運動・スポーツ実施頻度は全体的に減少傾向である。
性別にみると、男子では「高頻度群」40.7%、「中頻度群」35.2%、「低頻度群」20.4%、「非実施群」3.7%であり、女子では「高頻度群」32.7%、「中頻度群」34.5%、「低頻度群」28.5%、「非実施群」4.4%であった。「高頻度群」「中頻度群」の割合は男子が女子を上回り、「低頻度群」「非実施群」の割合は女子が男子よりも高い。
4~11歳の運動・スポーツ・運動あそびを行う相手の年次推移をみると、すべての調査年を通じて、「友だちと」が最も高く80%前後で推移しているが、2015年の85.6%をピークとして減少する傾向がみられ、2025年は75.4%であった。「習いごとやスポーツクラブの仲間と」は、この10年余りを通じて増加傾向にあり、2025年では58.1%と最も高くなった。2012年から12.3ポイント増加している。
運動・スポーツ実施頻度群と地域、学校、家庭の各領域における変数の分析結果をみると、地域領域(地域スポーツクラブに加入している、スポーツ系の習いごとをしている)、学校領域(体育を好きである、業間・昼休みや放課後にからだを動かす)、家庭領域(保護者が子どもの運動・スポーツに多くを期待する)はいずれも子どもの運動・スポーツ実施頻度の多寡に影響を及ぼしていた。そのうち、影響が相対的に大きいのは「スポーツ系の習いごと」「放課後の過ごし方」「子どもの運動・スポーツへの保護者の期待」の3つの変数であった。
学校の運動部やサークル、民間のスポーツクラブ(スイミングクラブや体操クラブなど)、地域のスポーツクラブ(スポーツ少年団や地域のスポーツ教室など)への加入状況をみると、2025年は58.7%であり、2015年以降50%台後半で推移している。
12~21歳の運動・スポーツ実施レベルは、全体をみると、2025年では「レベル0」22.5%、「レベル1」15.2%、「レベル2」26. 0%、「レベル3」17. 6%、「レベル4」18.7%であった。2021年以降推移をみると、レベル0からレベル2までの割合は増加傾向を示し、レベル3、レベル4は減少傾向であった。性別にみると、男子では「レベル2」が27.1%で最も高く、次いで「レベル4」22.5%、「レベル3」20.4%、「レベル0」16.9%、「レベル1」13.1%であった。年次推移をみると、レベル3以上は減少し、レベル2以下は増加している。
中学校期における運動部活動の週あたりの活動日数の年次推移を示した。2025年をみると「週5日」51.1%が最も高く、次いで「週4日」20.2%、「週6日」15.2%、「週3日」7.2%であった。年次推移をみると、「週5日」は2017年の22.8%から増加を続け、2025年には半数を超えた。一方、「週6日」は2017年の48.1%から2025年にかけて32.9ポイント減り、15.2%であった。中学生の活動日数は2017年以降短縮傾向にある。
図表8. 運動部活動の週あたりの活動日数の年次推移(中学校期)

資料:笹川スポーツ財団「12~21歳のスポーツライフに関する調査」2025
高校期の活動日数をみると、2025年では「週6日」39.7%が最も高く、次いで「週5日」27.0%、「週7日」14.9%、「週4日」7.5%であった。年次推移をみると、「週5日」は2017~2023年まで段
階的に増加してきたが、2023年から2025年にかけて11.5ポイント低下した。「週6日」は2017年以降減少を続けてきたものの、2025年は2023年の33.5%から6.2ポイント上昇した。また、「週7日」も2017年から一度は減少傾向を示したが、2021年以降は増加している。高校生の活動日数は2023年から2025年にかけて「週6日」「週7日」の割合が増加したため、全体として増えたといえる。
図表9. 運動部活動の週あたりの活動日数の年次推移(高校期)

資料:笹川スポーツ財団「12~21歳のスポーツライフに関する調査」2025